2010年06月28日

デュラララ!! 第25話「則天去私」

 構成の問題なのかなあ。  池袋に集結した互いの顔も知らないダラーズが、ケータイという新しいコミュニケーションツールにより一つの意識として繋がった瞬間を描ききった、1クールのラストシーンは圧巻。  しかし2クールでのラストシーンにはその様なものを見出すことが出来ず、1クール目で拡がった設定を収束させると言うより、逆に拡散させてテーマが見えにくくなってしまった感じがあります。  他の凡百のアニメと比べれば途方もなく面白かったのですが、BACCANO! と比べて..
posted by えみりおん at 16:00

2010年01月12日

デュラララ!! 第1話「開口一番」

 もともと才能のあった方なのか、バッカーノが何かを変えたのか、もしくは周囲のスタッフの息が見事に合った奇跡のたまものだったのか。  私にとっては謎の演出家、大森貴弘さんの新作です。  原作含め、あの大傑作アニメである『BACCANO! -バッカーノ!』のスタッフ再集結。  バッカーノも最初の頃はかなり戸惑いながら見ていたのですが、どんなエログロを見せようと、派手なバトルや醜い闘争、とんでもない設定があろうと、最後には人間賛歌で終わらせてくれたあの作品は、私の..
posted by えみりおん at 20:57

2007年11月04日

BACCANO! 第13話「不死者もそうでない者もひとしなみに人生を謳歌する」

わーい(嬉しい顔)
大団円
 ラスト1話では収集無理だろう、とか思っていたのですが、見事に纏め上げてくれました。  始まった当初は、不死という中二病設定で本当に大丈夫なんだろうか、と半信半疑でした。  しかし死ぬからこそ生が生きる、という基本は勿論押さえた上で、セラード達老人会の果てしないエゴと欲望、永劫の虐待を受けたチェスの暗黒と救い。  そしてこの作品のジョーカー、希望である毎日が誕生日のアイザックとミリア。  恐ろしくデリケートに扱わないとあっ..
posted by えみりおん at 03:19

2007年10月28日

BACCANO! 第12話「フィーロとガンドール三兄弟は凶弾に倒れる」

わーい(嬉しい顔)  列車天井でのアクションは圧巻。  ありとあらゆる方向に散らばっていたシカケが、カツン、カツンと滅茶苦茶気持ちよく繋がり、一つのアクションに収束されて行きます。  それは過去サイドでも同じで、マイザーを追って窓から飛び出したセラードが車に跳ねられる、というシーンで「うわあ、こりゃ面白いギャグだ」と楽しんだのですが、実はそれもまたちょっと過去に戻ったアイザック達の車だった、とか。  この天才的な構成は、本当に素晴らしい。  そして当初..
posted by えみりおん at 18:13

2007年10月22日

BACCANO! 第11話「シャーネ・ラフォレットは二人の怪人を前に沈黙する

 1クールとの事で、そろそろまとめに入りつつある様です。  フィーロ絡みのシーンにおける作画は若干弱かったのですが、列車屋根での闘いは良い感じ。  特にシャーネの表情が大変良く、喋れない分、目でしっかり演技してくれています。  ただ、いくら年代が古くて列車のスピードが遅いからと言っても、風はかなりある筈で、それを無視した動きが結構あるのが気になってしまい。  この上風の演出まで入れたらアニメーター死んじゃいそうなんですが、でもそれがあるともっと凄い迫力が出るか..
posted by えみりおん at 11:22

2007年10月13日

BACCANO! 第10話「チェスワフ・メイエルは不死者の影に怯え策略をめぐらす」

 お、やっと苦しそうな回が来たかな、という感じ。  作画に若干の乱れが見えており、またコンテも作画枚数にかなり気を遣った切り方。  カット間の連絡動作を無くしたり、(演出として)同じカットの使い回しをしたりなど、枚数稼ぎに頑張っております。  しかし、エレアンに引き込まれたイブを、車の外観だけを見せて稼いだ枚数で、同カットにてイブがちょっとスカートを直すしぐさをさせるなど、小洒落た演出が楽しい。  もうすっかり呼び名がアイザック「さん」になってしまったエニ..
posted by えみりおん at 08:58

2007年10月05日

BACCANO! 第9話「クレア・スタンフィールドは忠実に職務を遂行する」

わーい(嬉しい顔)
「とさっ」どーん 「とさっ」どーん 「さっ」どーん
 このアングルを変えての繰り返しのスピーディーさと、3回目のリピートでやっと何が起きたのかを見せ、しかもそれが意外性のあるもの、とくれば、猛烈に画面に惹き付けられます。  この様なシカケ。  何が起きるか解らない、実に上手い見せ方。  群像劇なのでまだまだ行動の予測がつかないキャラクターが山ほどおり、あっちでビックリ、こっちでビックリ。  しかも奇をてらうだけではなく、それらが実..
posted by えみりおん at 04:57

2007年09月28日

BACCANO! 第8話「アイザックとミリアは我知らず周囲に幸福をまきちらす」

わーい(嬉しい顔)  この様な三枚目キャラは、時々鋭い助言をしたりする「実はキレ物」設定が多いのですが、こいつらは本物の馬鹿。  馬鹿だから物事を単純にしか考えられない
「これでチャラ!」
 自分の犯した罪と向き合う勇気の無いエニスに二人は叫びます。  しかもこの二人は、自分が車で跳ねた相手。  エニスは赦されました。
「お前は義経になれ!」
 仲間を護る為に敵を殺す。  誰も殺されたくない、誰も殺したくないジレンマに悩むジャグジーに勇気を与..
posted by えみりおん at 14:35

2007年09月23日

BACCANO! 第7話「すべてはアドウェナ・アウィス号の船上からはじまる」

わーい(嬉しい顔)  「まあいい」という言い回しは、素人が良く書く台詞。  会話の流れが途中でも、書いてる方が飽きたり詰まったりしたらコレを入れればとりあえず終わってしまう便利な言葉。  が、悪魔という特殊な存在感を出す為、そしてオチにこの台詞を持ってくる辺りの巧さ。  いやあ、感服いたします。  不死者は恐いものや悩みが無いのかと言われれば、当然そんな事は無く、劇中でも話していた通り、普通の人間とそう大して考え方は変わらない。  悪魔の台詞回し..
posted by えみりおん at 06:53

2007年09月16日

BACCANO! 第6話「レイルトレーサーは車内を暗躍し虐殺をくりかえす」

 1週間待ちこがれていたのですが、今回は少しパワーダウンか。  核となるキャラ、若しくは見せ場が用意出来ていなかったのか、全体的に散漫な感じはあります。  しかし個々の演出には光るものがあり、特に毎回感心させられるのは列車通路の狭さ。  これにより容易に走って逃げられない、という恐怖感を煽り、ジャグジーの用心棒であるドニーの巨体、そしてそれに負けないラッドの長身など、普通のアニメではあまり気にならない背丈の差による威圧感というのがはっきりと伝わってきます。 ..
posted by えみりおん at 21:30

2007年08月24日

BACCANO! 第5話「ジャグジー・スプロットは泣いて怯えて蛮勇を奪う」

わーい(嬉しい顔)  このアニメの特殊な構成を掴んでからは、俄然面白くなってきました。  当初、不死の人々を描くらしい事を知って、まともな話が展開するのかいな、と思っており。  不死というのは、ぶっちゃけ「無敵」な訳で、そんなのがドラマの中で動いたらバランスが滅茶苦茶になってしまいます。  手塚治虫「火の鳥」、萩尾望都「ポーの一族」など、不死をテーマにした傑作はありますが、殆どは扱いきれずに終わってしまうか、死んでも死なない緊張感のないバトルが延々と繰り広げ..
posted by えみりおん at 07:42

2007年08月21日

BACCANO! 第4話「ラッド・ルッソは大いに語り大いに殺戮を楽しむ」

わーい(嬉しい顔)  猛烈なバイオレンスです。  吐き気と同時に、高揚感が来て、自分にも人間の「本能」ってやつがあったんだな、と実感。  代表作に最高傑作、というのを見つける事が出来なかったこの監督さんの名前をスタッフリストに見た時、正直言って警戒しました。  最初にOPを見て度肝を抜かれ、OPのコンテがやはりこの方。  でも、集団作業マジックという事もありますし、まだ信じておらず。  そして今回の、監督自らの絵コンテで、これは本物だ、と感じました。..
posted by えみりおん at 05:48

2007年08月10日

BACCANO! 第3話「ランディとペッチョはパーティの準備で忙しい」

 正直この様なアメリカ〜ンなノリは苦手なんですが、そんな私でも楽しめてしまう魅力があります。  非常に細かく裁断されたシーンそれぞれには強いインパクトがあり、それらが実に巧妙に他のシーンと絡み合い、しかもそれが混乱しない。  この構成の巧さは、原作のものでしょうか?  キャラクターデザインも秀逸で、これだけの人数がいてもパッと見で見分けが付き、尚かつそれに頼ることなく、彼らのリアクションにて立場や性格がより深く解ります。  この職人芸的な構成力をどこま..
posted by えみりおん at 16:20

2007年08月05日

BACCANO! 第2話「老婦人の不安をよそに大陸横断鉄道は出発する」

 1話が非常に駆け足かつ派手で混乱する作りでしたので心配していたのですが、ツカミとしてあの様にしていただけで、2話目からは実に丁寧な構成となっており安心しました。  どうも、コレという主人公を立てずに群像劇として描いていく様で、そうなりますとキャラ立ちが非常に重要になって来ます。  その点この作品は良くできており、台詞に頼らない行動でキャラがはっきりと解る立たせ方が良い感じ。  ラストシーンの盛り上げも三方向からのアプローチで、効果的かつ凝った作り。  出..
posted by えみりおん at 15:35

2007年07月28日

BACCANO! 第1話「副社長は自身が主役である可能性について語らない」

 1話としてのインパクトは良かったのですが、今後の展開に一抹の不安が残ります。  まず舞台ですが、禁酒法時代のアメリカという事で、日本人にとって非常に取っつきの悪い、別の言葉で言えばファンタジー、夢物語な舞台。  ここにリアリティを持ってくるのは相当な力が無いと無理かと。  そしてどうやら不死の人々を描くらしく。  これは言うまでもなく、ちょっと気を抜いただけで「無敵の大安売り」になり、緊張感の維持が極めて困難になります。  事実Aパートにて、親しみやす..
posted by えみりおん at 15:04