2011年09月12日

仮面ライダーフォーゼ 第1話「青・春・変・身」

 シンプルで解りやすく、1話の出来としては上々ではないでしょうか。  自分の世界を共有するグループだけで固まり、他者を受け入れようとしない社会の縮図。  そんなグループを仕切る壁をぶち壊し、学園を一つにする。  恐らくこれがテーマ。  作品の方向性がバッチリ伝わってきました。  弦太郎とユウキが再会した時、互いの手を合わせるアクションでこの二人の息の合い具合が一瞬で解ってしまったりなど、説明臭くないスピーディーな演出も魅力。  怪人が出てきて深刻そ..
posted by えみりおん at 12:53

2011年07月29日

アイドルマスター 第3話「すべては一歩の勇気から」

 冒頭で三人がドアを開けて駆け込んで来るカット。  ドアの狭さに肩を狭めたり、幅のないドアだから一回後ろに引いたりなどの小芝居が実に見事。  またアイドルものだからと怖がらずにしっかりと美希の顔を崩す思い切りの良さ、そして歌い終わった雪歩の紅潮した表情。  まだまだ絶品の作画は続きます。  と言うより、アイドル物で作画が崩れたら大変なので頑張ってもらいたいところです。  ラストにてPが雪歩に言う言葉が、「俺も頑張ったからお前も頑張れ」ではなく「雪歩の頑張..
posted by えみりおん at 13:16

2011年02月14日

スイートプリキュア♪ 第2話「ガガ〜ン!早くもプリキュア解散の危機ニャ!」

 過去の失敗をやり直すその流れがとてもスマートで、良い感じでした。  プリキュアというのは私個人の中では、12〜13歳くらいの小さな女の子の肉弾アクションだと認識しているので、このくらい等身が上がってしまうと正直しんどい。  フレッシュを1話切りしてしまった理由も、実は殆どそれです。  ただ今回はフリフリフリルの衣装がやけに可愛くて、私の中の乙女回路がドキドキ。  キャラ作画と二人のイチャコラ目当てで、もう少し様子を見てみましょう。
posted by えみりおん at 00:30

2011年01月16日

ハートキャッチプリキュア! 第47話「嘘だと言ってください!サバーク博士の正体!!」

 最終話近くになるとシリアス一辺倒になってバランスを崩す事が多いのですが、マリンとサンシャインの小芝居でちゃんと息抜きをさせてくれるのが嬉しい。  四人の中では最強のムーンライトの心がくじけたとき、四人の中で最弱のブロッサムがフォローして励ます。  こういう展開はなかなか燃えるもの。  そして復活したムーンライトによりダークプリキュア爆散。  まあ次週予告でまだ動いていたので生きてるのでしょうが、姉妹相手に容赦ありません。この女。  次週、なんか思い入れ..
posted by えみりおん at 09:13

2011年01月09日

GOSICK -ゴシック- 第1話「黒い死神は金色の妖精を見つける」

 悠木碧はもう何でも出来ますね。  二代目沢城みゆきを襲名しても良いのでは。  基本はゴスロリ探偵団みたいなんですが、美術が絢爛豪華なので見ていて飽きません。  ゴロゴロ転がる黒真紅は可愛いですし、ダルそ〜に喋る彼女の声を聞くだけで変な意味で癒されます。  まだどう転がるかは分かりませんが、とりあえず様子見とまいりましょう。
posted by えみりおん at 04:30

2010年09月28日

戦国BASARA 弐 第12話「蒼紅決死戦! 激闘の果てに吹く風の音よ!!」

わーい(嬉しい顔)  予算不足だったのでしょうか、1期と比べ全体的にバトルシーンが少なく作画の質も落ち気味ではありましたが、最後は綺麗に決めてくれました。  1期は壮大なエンターテイメントでしたが、2期はその予算不足を補う為かドラマの方に重点が置かれており。  どちらが良いかは、方向性が違うので決められないでしょう。  この作品に馬鹿馬鹿しさだけしか求めていない人たちにとっては、辛い展開だったと思います。  しかし、全くブレるところのなかった「親を乗り越える」という..
posted by えみりおん at 00:01

2010年09月05日

世紀末オカルト学院 第9話「雪のあかり / AKARI of snow」

 前回の予告を見て、あの子は紅の豚の幼少時かと思ってました。  今までは殆ど「オカルト学園」が舞台だったので、チュパカブラやら臨死装置やらが出て来てもそういう閉じた世界だと思えば、まあそんなもんだろうと納得は出来たのですが、下界に降りてきて一般人と交流するとなると話は別です。  この下界での「オカルト」の位置づけがはっきりしていないので、ラストで動揺する父親の心境が掴みにくくなっています。  それを避ける為に、「信じられないけどオカルト学園の生徒さんの言う事..
posted by えみりおん at 16:01

2010年07月06日

世紀末オカルト学院 第1話「マヤの予言」

わーい(嬉しい顔)  申し分のない第1話。  笑ったら良いのか恐がったら良いのかの微妙なバランスが実に巧く取れており、この様なセンスは相当磨かれていないと出せないものです。  謎また謎の展開なのに、主人公の意思や行動が一環しているため、視聴者は安心して彼女に付いていけます。  昨今流行の「能力」も無いようで、事件に対して知識と知恵と行動力だけで立ち向かうのも今や斬新。  取り憑かれてたとは言え、女の子の顔を変形するくらいボッコボコに殴るスマイルも凄..
posted by えみりおん at 03:16

2009年08月17日

咲-Saki- 第20話「姉妹」

 出ました、ぐねぐね動画。  旧OPの原画に続き、田中宏紀さんの一人第一原画でした。  一時は人柱としてキャベツの作監に名前を使わされたらしいのですが、あかね色に染まる坂の3話でも一人第一原画をこなしていたり、また紅のミュージカルなどで話題になったりと、今では汚名もすっかり返上です。  ただ、こちらも演出のテンポが悪く、また泣かせシナリオもスマートさが無く、ベタな展開なのはご愛敬といった所でしょうか。  みんなどこか一つ足りないせいで、傑作になり損ねている..
posted by えみりおん at 03:56

2009年08月16日

クロスゲーム 第20話「朝見水輝」

 こっちの恋愛話の方に流れて行くのかな?  だとしたら、ちょっと興味が薄れるんですが。  はっきりと好きだと口に出す、という事。  若葉の亡霊にいつまでも縛られていてはいけない、という事。  この様なキャラを出す事なく、スマートに行けるとは思うのですが。  確かにあだち作品ってこの様なベタな王道展開を上手く渡って行くパターンが多く。  でも、これはどうなのかなあ。  さすがに勝負の解っている試合は…。  そして紅葉がいきなり頭身上がってまし..
posted by えみりおん at 17:16

2009年05月19日

クロスゲーム 第5話「ナベ貸してくれる?」

わーい(嬉しい顔)  なんかねー、こんな完璧と言っても過言でないストーリー構成を安定したクオリティで毎回創り出してくる人の頭の中って、どうなってんでしょうね。  前回は部活での光を描いていましたが、今回は家庭に於いての「男」を描いた傑作。  ニコニコと笑顔を絶やさずに周囲に気を配り、自然に月島家の中に溶け込んで「お父さん」としてどっしりと座り込んでいる光。  良いオジサンになった私でもこうはいかないぞ、という出来すぎな「男」像。  しかしそこからは、優等生..
posted by えみりおん at 05:54

2009年04月20日

咲-Saki- 第3話「対立」

 作画面では紅潮する顔のグラデーションが印象的。  デジタル技術の導入からグラデを作画に取り入れる事が容易になり、「ぽてまよ」の髪の毛とか積極的な取り入れを見てきました。  このアニメではほっぺの紅潮にそれが使われており、特に前回見せてくれた太股が真っ赤になる描写など、非常にインパクトのある画作りを見せてくれて、満足です。  そして作画だけじゃなくシナリオや演出も含めて、良いレベルを保っています。  咲の差し込みに腹を立てて席を立つ和。その後ろを子犬の様に..
posted by えみりおん at 02:52

2009年04月04日

戦国BASARA 第1話「蒼紅 宿命の邂逅!」

 人間二人が戦いを始めると山が爆発して川が氾濫。  いいなあ、こういう荒唐無稽な作品って。
「幸村ぁーッ!」 「親方様ぁーッ!!」
 という主従のドツキ愛も腹を抱えて笑いましたし、かと思えば戦略やシリアスパートなどもしっかりしており。  ただこの手の作品は、ギャグとシリアスのバランスが非常に難しいもの。  ジェイデッカーの冴島や、ウテナの七実など、このバランスを理解出来ない人が担当したりすると、ただのオフザケになってしまう例が過去に多くあり。  監督..
posted by えみりおん at 03:15

2009年01月15日

マリア様がみてる 4thシーズン 第2話「特別でないただの一日」

 随分見てなかったし設定も忘れてたので、紅と白が卒業生としてやってきた時、同年だと勘違いしてたので祥子様って留年してたのか? とか思ってしまった。  垂直跳びなどを始めとする動きの作画はヘロヘロでしたが、止め絵の顔アップなどの静止画はそれなりに修正されているので、見られるものにはなっています。  山百合祭の出店、貧乏くさいお嬢様学校だなぁ(笑)。  視聴者の感情を無視してザクザクとシチュエーションを消化して行く作業は、辛いものがあります。  しかし祐巳..
posted by えみりおん at 02:03

2009年01月12日

ライドバック 第1話「深紅の鉄馬」

 バレリーナがバイクロボに乗ってバトルするアニメかと思ったら、レース物なのか?  世界設定などは置いとくとして、お話の流れは今時めずらしく正統派。  主人公が置かれている状況や境遇などを一つひとつ見せて行き、ラストシーンの飛翔へと確実に繋げて行く堅実なシナリオは美しかった。  あざとさとハッタリが闊歩している新番組の中、久しぶりに気持ちの良い1話目、というのを見た気がします。  レクチャーを受けながら琳がマシンを起動させるプロセスは地味ながらとても格好..
posted by えみりおん at 03:06

2008年10月30日

とらドラ! 第5話「かわしまあみ」

わーい(嬉しい顔)  ああ、普通に面白いな、と見ていたら実乃梨ちゃんのひょうきん懺悔室で腹を抱えて大爆笑。  この瞬間に私内で傑作になりました(笑)。  まあ勿論、先の見える展開とか微妙な点は色々見え隠れはしましたし、1シーンだけで傑作とか言うな、とかいう声があるかとは思います。  が、この様に「ここぞ」というシーンをガツンと見せる事さえ出来れば作品全体がギュッと引き締まり、見終わった後でその楽しさがいつまでも余韻として残るものです。  原作は全く知りませ..
posted by えみりおん at 02:20

2008年09月20日

マクロスFRONTIER 第24話「ラスト・フロンティア」

紅白歌合戦が開催されました。
 ランカの元へわらわら寄ってくる白い機体は精子のメタファーか。  ジャイアントランカ出現からは、その巨体を一つのオブジェとしたカメラアングルでバトルが展開。  3Dでしか見られないアニメーションバトルを堪能させて貰いました。  どうやらマクロス・ゼロに繋がる様なのですが、私は未見なのでそちらへの言及は出来ません。  見てない人には全然訳の解らない終わらせ方とかはしないで欲しいところです。 マクロスF(フロンティ..
posted by えみりおん at 02:47

2008年09月15日

ゼロの使い魔 〜三美姫の輪舞〜 第10話「国境の峠」

 反逆罪で縛り首とか、敵兵に殺されるとかって緊迫感がゼロの使い魔。  ルイズ達が演じてる反逆ごっこ、という学芸会として割り切って見れば、まあそんなに目くじら立てる程のものでもないでしょうか。 バンダイemotion style 紅月カレン【2008年12月発売予定 予約商品】
posted by えみりおん at 04:20

2008年08月17日

コードギアス 反逆のルルーシュR2 第18話「第二次 東京 決戦」

 いやはや、もう盛り上げる為には何でもしちゃうぞ展開に呆然。  原爆投下の日を狙ったかの様なインドラの火。  もし確信犯だとしたら、腹をくくったエンターテイメント。  良い悪いは別次元として凄いと言わざるを得ません。  メカの個性に乏しいコードギアスにおいて、この紅蓮だけは妙に存在感があります。  ジェットスクランダーで空を飛んだ回の演出も気合いが入っていましたし、スタッフの中でも愛されているんだろうなあ。  まあ、それも今回だけなんだろうけど(笑)。..
posted by えみりおん at 21:45

2008年06月20日

紅 第12話「われ存在り」

 プレスコの力を過信しすぎたのか、キャラの口が滑りまくり、語る語る。  ここまで盛り上げておいて、最後は禅問答で煙に巻いてしまうのはどうでしょうか。  九鳳院の中でも立ち位置の微妙な蓮丈一人が気を吐いた所でどうなるか。  ほとぼりが冷めたら竜士とご隠居(だよね、あのじいさん?)が動いて、サックリ無かった事にしちゃいそう。  むしろこれバッドエンドじゃないの…?  とか。  ツメの甘い終え方でした。  とは言え、シリーズをトータルで見ると非常にレベ..
posted by えみりおん at 22:53

2008年06月13日

紅 第11話「われ思考う」

 敵方が飛び道具はおろか警棒の類すら出してこないのには違和感ありまくり。  と思ったら女中さん、その包丁どこから調達して来たんですか。  つか、真九郎が触れるのも一苦労だったリンにタックルかますとか凄いよ。  紅香は桁外れの強さの筈なんでしょうが、過去に紅香が戦っていたシーン無しで今回のこれでは、それもなかなか伝わって来ません。  雪山登山にびしょ濡れとか、理屈は解るのですが、感覚がついて行かなくてちょっと…。  リアルな演出を目指していたのでしょうが、風味..
posted by えみりおん at 03:30

2008年06月06日

紅 第10話「慣れの恐怖」

わーい(嬉しい顔)  やっぱり最後は真九郎と紅香達の奮戦で、めでたしめでたしになるのかとは思いますが、ありきたりだとか陳腐だとか言うより逆に、それを期待している私がいます。  囚われのお姫様が一時的に自由になり、主人公と恋に落ち、素敵な一時を過ごす。  しかし、魔王により再び囚われた姫を助け出すために、主人公はヒーローとなり立ち上がる。
もう典型的な英雄譚です
 このベーシックな流れに説得力を持たせる台詞、台詞、台詞。  ストーブひとつで大はしゃぎの可愛..
posted by えみりおん at 03:00

2008年05月30日

紅 第9話「貴方と私と」

 会話の説得力。  映像作品なら動きで魅せて欲しい、というのが基本ですが、この作品ではその辺を押さえた上で、敢えて会話での魅力を追求してくれています。  紅香に諭される真九郎、五月雨荘での焼き肉パーティー。  そして特に凄かったのは竜士と紫との会話。  今まで幼いながら凛としたプライドを見せていた紫が、竜士の前ではあそこまで卑屈な口調になる。  紫が竜士から性的な虐待をも受けていた事もにおわせる、このやり取りの痛々しさ。  悠木碧さんの名演技が光り..
posted by えみりおん at 03:26

2008年05月23日

紅 第8話「自愛と臆病と」

 紫役の悠木碧さん、16歳とは思えぬ上手さ。  あの沢城みゆきさんを時に喰ってしまうくらい。  ストーリー序盤での凜とした気高さ、そして今回見せてくれた、自分の全てを真九郎に預けたベタベタな甘え演技。  ナチュラルな舌っ足らずで、感情が高ぶるとモゴモゴ言い出し、イントネーションに乱れが出る。  それが何とも頭身大な演技で、「ほら、可愛いロリちゃんですよ。さあ愛でてくださいね」というアニメ声優独特の「媚び」が全く見えない。  「自然な子供」を演じられる..
posted by えみりおん at 03:05

2008年05月17日

紅 第7話「女」

 このアニメを観ていて気持ちが良いのは、登場人物が紫の事を子供扱いしない事です。  3話で学校に入り込んだ紫の問いに素直に答える生徒たちとか、今回の珠とか。  あの修羅場を観てもドン引きしない紫。  それらは九鳳院の家で散々見てきた事なのでしょう。  結果的に男を繋ぎ止める為の道具に使った事にされてしまった紫に、逆に慰められ。  二人の間にとても強い「女の友情」が生まれた瞬間でもあります。  今の所、主要人物の中で紫を子供扱いしている人はと言うと…..
posted by えみりおん at 08:03

2008年05月16日

コードギアス 反逆のルルーシュR2 第6話「太平洋 奇襲 作戦」

 「空」という舞台を実に上手く使った一話。  クラウドベースみたいな空中母艦ってのはロマンをかき立てますし、それが墜落するまでのタイムリミットという枷を使い、ドラマを盛り上げてくれます。  繰り返される地上ユニットごときが、という言葉に対し、紅蓮が飛翔するまでのプロセスがまた何とも格好良く。  見ていてとてもわくわくさせてくれました。 コードギアス 反逆のルルーシュ 1/35 ランスロット [プラモデル]
posted by えみりおん at 16:46

2008年05月11日

紅 第6話「貴方の頭上に光が輝くでしょう」

わーい(嬉しい顔)  怪作出現。  圧巻はやはりミュージカルシーン。  特にこのぐねぐねと動く気合い入りまくりの作画が猛烈です。  闇絵と弥生が薄暗く狭い廊下をこちらに向かってうねうね迫ってくる様は、さながらバイオハザード。  一番腹を抱えて笑ってしまったのは、曲最後の盛り上がり、同じく闇絵と弥生が部屋に乱入してきたカットでの、感極まって腰が砕けてしまう夕乃の動き。  この演技の凄さはハンパじゃありません。  勿論、このお話を楽しめるのは、決し..
posted by えみりおん at 08:22

2008年05月06日

紅 第5話「望み」

 食事シーンがしっかりと描かれるアニメにハズレ無し。  人は食べる為に生きるのであり、生きる事はすなわち食べる事。  食の快楽でストレスも吹っ飛び、満腹で睡眠という新たな快楽にも繋がり。  みんなでつつく湯豆腐、鍋。  そこには力関係などミクロなコミュニティがあり、それを食べたい、誰が取ったなど、ある種のゲーム的なエンターテイメントでもあり。  ラストカットで紫が見せた笑顔こそが全て。  それを護るために、真九郎は強くなると言います。  「それと..
posted by えみりおん at 01:33

2008年04月28日

紅 第4話「才物」

 シンプルなストーリー、適度なバイオレンス。  そして深いキャラクター性。  若頭に向かって「嘘をつく者は嘘をつく顔をしているんだ」と言う紫。  見透かされたか、という顔付きを一瞬見せる若頭。  「うそつき」に囲まれて育ったのでしょう紫には、それを直感で感じ取る事が出来るようです。  しかし、真九郎は子供の言う事だから、と紫を信じてやれませんでした。  明くる朝、甲斐甲斐しく朝食を作ろうとバタバタする紫は、自分を信じてくれなかった事に怒るのではなく、逆..
posted by えみりおん at 00:37

2008年04月20日

紅 第3話「偽者の顔」

わーい(嬉しい顔)  今回は素晴らしい。  別段これと言った大きな事件も無いまま、真九郎を囲む三人の女の子達と交わされる会話の中、彼女達の置かれた境遇、性格、そして関係が楽しみながら理解出来る1話。  大和撫子という感じの夕乃ですが結構策士。  その計算ずくの動きで真九郎を絡め取ろうとする様を「いやらしい」だの「不潔」だのと潔癖性っぽい発言でツンる銀子。  その銀子も、情報屋という職業ならば男と女の情事なんかモニター越しだろうけど散々目にして来たでしょ..
posted by えみりおん at 14:09

2008年04月15日

紅 第2話「溝と流れと」

わーい(嬉しい顔)  牛乳の一件から「ありがとう」を覚えるまでの一連は、とても素晴らしかった。  紫にとっての当たり前が通らず、理不尽に殴られ、癇癪を起こしかける紫。  子供というのは癇癪を起こすと、もう引っ込みが効かなくなるものなのですが、自分の間違いに気持ちを切り替えて礼を言いに行く。  育ちの良さが解ります。  と同時に「痛いことはみんなこわいことだと思ってた」という台詞に、今までは紫の為にと「叱られて」いたのではなく、感情に任せて「怒られて」い..
posted by えみりおん at 03:44

2008年04月07日

BLUE DRAGON 天界の七竜 第1話「紅き竜」

 平成ガメラを意識した様な迫力あるバトルシーンと、ロリピンクのおっぱいは見応えありましたが、それ以外は何とも。  敵を侮りまくる司令官は全然驚異に感じず、それをしてやったりの主人公をはじめ、同じくそれを殲滅する赤いドラゴンも、相手がソレでは強く見えず。  また、ロリピンクが危機に陥ってアップになったら次の瞬間には助けが入るな、とか予定調和が強すぎて、ドラマに引き込まれる要素がありません。  これもまた視聴断念。 2007年12月07日発売ディレ..
posted by えみりおん at 23:17

2008年04月07日

紅 第1話「極夜」

「生きるも死ぬも同じだ」
 なんて台詞を吐く7歳児。  この小さい身体で見てきた事、感じてきた事の大きさが解ります。  等身大の感情のあるツンデレロリ。  突飛な設定ながら「生きている」感触があるキャラクターです。  まだまだ子供の真九郎が、児童と共に生活する事になり、共に成長して行く物語となるのでしょうか。  レッドガーデンがちょっとアレだったので、「力」とか言ってたのが気になるところです。  まずは様子見。 アトリエ彩 護くんに..
posted by えみりおん at 19:13

2007年10月03日

ナイトウィザード The ANIMATION 第1話「“月匣”〜紅き月、碧き瞳〜」

 アバンで派手に惹き付ける、というのも、気をつけないとこの様に裏目に出てしまいます。  雑魚どもを蹴散らすは、剣と魔法と銃器。  何でもアリですよ、という世界を見せてしまった後で、キメラが出て来てエリスがピンチ、となっても、剣を持った無敵の少年はいるわ、謎の弓武器を装填するくれははいるわ。  エリス自身ですら「これからイヤボーンしますよ」という前振りをしてしまっているので、緊張感がまるでありません。  派手さや痛快さは、緊迫感の解放の為にある訳で、その辺が..
posted by えみりおん at 15:27

2007年04月07日

鋼鉄三国志 第1話「在野の孔明、深紅の陸遜を江東に放つ」

ふらふら  何が何だかさっぱり解らないが面白い、というのは歓迎ですが、何が何だかさっぱり解らない上につまらない、というのは勘弁。  とりあえず、ここがどんな時代で、どんな場所で、どんな人々がいるのか、最低限物語を始める前の説明だけでもしてくれないものでしょうか。    視聴断念。
posted by えみりおん at 10:48

2007年04月05日

大江戸ロケット 第1話「大江戸に咲く紅い花火」

 よもや、みなもと太郎キャラがアニメで動く事になろうとは。  良く動き、キャラ立ちも良し。  ただ何となく居心地が悪いのは、物語の着地点が見え難いせいでしょうか。  妖怪バトルがあり、花火を打ち上げる夢があり、月へ行く目的があり。  どう話が動くのかまだ解らないので、様子見です。  空回りにならない事を祈ります。
posted by えみりおん at 11:26

2007年04月05日

神曲奏界ポリフォニカ 第1話「プレリュード 紅の精霊」

ふらふら
「聴いてるか? 折角私が説明してやってるのだからきちんと…」
 …いえ、のっけから説明台詞は勘弁して下さい。  1話目にしてこの作画は酷い。まあお話が面白ければ作画が酷くてもさほど気にはしないのですが、そのお話の方も何が何やら。  設定も解りませんし、ショボい事件が起きるだけでドラマも無し。  画面も迫力を出したいのでしょう、アップがやたら多く、そのせいでキャラや大道具小道具の位置関係が掴みづらく、非常に見にくい映像になっています。 ..
posted by えみりおん at 05:39

2006年12月27日

コードギアス 反逆のルルーシュ 第11話「ナリタ 攻防戦」

 もう既に「オレンジ」はの域に達している様です。  今回は珍しく静止画パンや顔アップの多用が気になり、せっかくの戦闘シーンも若干迫力に欠けておりましたか。  しかし前回にもありましたが紅蓮弐式の個性は強く、真っ赤なボディに白い大きな爪から発する輻射波動はインパクト抜群。  銃だけをパカパカ撃ってるだけでは当然ロボットアニメとして面白くない訳で、この様なまず目で見て凄い、と思わせるメカと必殺技は大変素晴らしい。  後半、ルルーシュとC.C.が初めて心を通わ..
posted by えみりおん at 21:04

2006年12月25日

コードギアス 反逆のルルーシュ 第10話「紅蓮 舞う」

 今回は恐らく次回展開されるだろうブリタニア、黒の騎士団、日本解放戦線の三大派閥決戦への準備段階。故に微妙に段取り的な感覚は受け、ドラマの薄さも気にはなりました。  が、それでも十分な見応えはあり、山崩れシーンのド迫力には圧倒されました。  C.C.の水着やら会長の足パタパタやら、ちゃんとサービスも忘れない辺りも嬉しいし、ストラトス・フォーを彷彿させる紅蓮を操縦するカレンの無意味にエロいポーズもまた楽しい。  エロだけではなく、オレンジ兄さんの狼狽っぷりもまた笑え、..
posted by えみりおん at 01:01

2006年10月12日

乙女はお姉さまに恋してる 第1話「口紅(ルージュ)をひいた王子様」

 絶対グダグダのボロボロになると思っていたのですが、意外や悪くない出来。  この手のアニメでまずやってしまうのは、サブキャラが順繰りに出てきて自己紹介しては去って行くというだけの設定読み上げシナリオですが、特に前半は説明臭さを感じさせないよう、綺麗にまとまっておりました。  惜しむらくは、何か事件なりの盛り上がりが欲しかった所でしょうか。  またカット繋ぎや構図も色々と凝ったテクニックを使い、視聴者を飽きさせない工夫がありましたし、テンポやタイミングも良く、気持..
posted by えみりおん at 03:12

2005年11月11日

ローゼンメイデン トロイメント 第4話「契約/Vereinbarung」

 翠星石がジュンと契約を結ぶ話…なんでしょうが、今ひとつお話に筋が通っておりません。  翠星石とジュンとの結びつきとはどんなものだったのか、「契約」とはどのような意味を持つのか、等の再確認が無いまま、ツンデレイベント(嫌いじゃないですがね)で誤魔化された感があり。  また、この回では翠星石が主人公の筈であり、彼女が悩み苦しみ、そして契約により力を得た後のカタルシス、という形が一番望ましいのですが、水銀燈のトラウマに悩む真紅がそのポジションを取ってしまい、翠星石が浮かび..
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2005年08月07日

仮面ライダー響鬼 第25話「走る紺碧」

 もうバイクの疾走シーンだけで何十カット使うつもりか。  走行中、ディスクアニマルの鷹に気付き頭を上げるシーンも、しっかり走行しながらの顔のアップ撮影(メットに流れる道路が映り込んでいる…CG合成にしては出来すぎてる)もしていますし、この制作者の気合い、ビシビシ伝わってきます。  もっちーが照れるシーンまで、しっかり顔を赤く色補正してたりして、ここまでやるかぁ?(笑)という感じ。
バコーン! バコーン! 「どうした…ああん?」 バコーン! バコーン! 「どうし..
posted by えみりおん at 01:10

2005年07月20日

仮面ライダー響鬼 第24話「燃える紅」

 戸田山と香須実との会話なんか、手を抜こうとか思えば二人をガチーンと正面から会話させてしまえば楽なんですが、顔を合わせづらい戸田山が香須実を背にして会話、そしてゆっくりと歩きながら移動してロケーションを林の中から心現れる沢へと移す、など、演出の本気が覗われます。  また、小さなところですが日菜桂の「そう簡単には太鼓で戦おうなんて思えないと思うんですけどねぇ」のカット。格子窓ごしに日菜桂と明日夢の顔を映し、手前に枝を配置する画作りとか、芸術的ですらあります。  そして戸..
posted by えみりおん at 12:00

2005年07月11日

ぱにぽにだっしゅ! 第2話「紅は園生に映えても隠れなし」

 ギャグアニメなのにクスリとも笑えない。  しかし良く出来てるな、と感心する。  頭で作ってるんですね。  ギャグというのはセンスが全てと言っても過言では無いでしょう。それはシナリオの構造や演出技法よりも、むしろその既成の概念を破壊する所から始まる筈。  ギャグ作品に向いていないのでしょう。  逆にこのスタッフに正統派萌えアニメを作らせたら、日本中が萌え狂う様なモノを作ってもらえそうなんですが、このトンガり具合を見るに、喜んで作るとは思えないなあ…。 ..
posted by えみりおん at 02:14

2005年06月13日

まほらば 第23話「紅葉の中で」

 おいおい、最終回目前に及んでまだこんなお遊びやってんの? …とか思ったら、最後の晩餐だったんですね。  「あと何回、皆さんと一緒に同じ季節を過ごせるんでしょうか」  恐らく桃乃へのエアメール、灰原へのFAX、予告での珠の「いつでもどこでも」という台詞、そして黒崎親子には本来の家があり。  恐らくちりぢりになり、再び戻ってEND、という形にはなると思うのですが、納得できる終わり方を期待します。
posted by えみりおん at 16:21

2004年12月24日

ローゼンメイデン 第12話「真紅」

 「ここはジュンの夢の中なのよ。ジュンの心次第で、どんな力にでも打ち勝つことが出来る」  そんな都合の良い観念世界でバトルヒーローになってどうするんでしょう。  本当に必要な試練は、沼で羽根手裏剣を浴びながら深紅の腕を取ってくる事じゃない。  現実を直視して学校へ行き、皆の冷たい視線を浴びながら、イジメに耐え、無視に耐え、長い学校生活の中で、次に来る本格的な社会生活への準備として人格形成をする事の筈。  テーマを完全に見失い、破綻してしまった様です。 ..
posted by えみりおん at 03:30

2004年11月14日

月詠 第6話「おにいさまと京都で…うふ・わくわく」

 おおおお、面白くなってまいりましたか。  十二分に練り込まれたコンテや、麦人さんの存在感たっぷりの演技、大人の事情と子供の感情が入り交じり、どこを切っても美味しい1話となっています。  特にいつも頑張っている美術さんによる、京都風景の力の入り様は、色彩設定と共に大きな見所です。「巌窟王」の様な2Dテクスチャや、お品書き一つ一つまで丹念に描いた拘り、後半の紅葉を使った「血」を連想させる鮮やかな色彩演出も素晴らしい。  逢い引きでのエルフリーデ、身体の傾げ具合..
posted by えみりおん at 19:11

2004年11月13日

ローゼンメイデン 第6話「涙」

 相変わらず冒頭のお人形コントは楽しい…のだが…。  危機が危機と感じられないのは、やはり演出の力不足だろう。更にジュンくんと真紅との心の絆というものを描ききれていなかった為、逆転劇に説得力の無い事。これはシリーズ構成の力不足。  本当に来る必要の無かった翠星石がまた哀れ。  真紅とジュンくんとの急接近も、一瞬マジでギャグだよな、とか思ってしまったほど唐突。  話数によって非常にばらつきが大きいという欠点は、ストーリー物では致命的となりかねません。頑張って頂き..
posted by えみりおん at 23:17

2004年11月07日

ローゼンメイデン 第5話「階段」

素晴らしい出来です。
 この様なドタバタコメディの回であるにも関わらず、しっかりと前後に学校の描写を入れて、現実生活との地続きを意識させ、ジュン達の「遊び」が人間的な成長へと繋がっている事を、笑いと共にしっかりと視聴者に伝えてくれています。  まずドタバタに関しては、キャラ立ちがこの上なくくっきりとしており、最初の一投(いちごチョロマカシ)を投げ入れただけで、次々と雪崩のようにキャラ達が動いて行く様は痛快です。  濡れ衣を着させられた雛苺、「いやうてゃう…た..
posted by えみりおん at 10:17

2004年10月22日

ローゼンメイデン 第3話「水銀燈」

 真紅と雛苺、わりと良いコンビ。  何だかんだ言いつつも、水銀燈が出てきたら雛苺を自分の後に隠す辺り、家来思いの良いご主人様です。  しかしそれにしても主人公です。  自分を隠す大きなジャンパーに深い帽子。多分姉がいつも置いているんだろう靴をじっと見つめ、顔を上げると玄関までの距離が果てしなく遠く感じる。  そこまでして外に出ようと思ったのは、雛苺の為…と思いたいんですが、結局は自分の為なんですよね。  戻りたいのに戻れない雛苺。外に出たいのに出..
posted by えみりおん at 15:52

2004年10月16日

ローゼンメイデン 第2話「雛苺」

 はっ…ヨワヨワお姉ちゃん見たさに、視聴断念したはずのローゼン・メイデンを何も期待しないで見たら…1話より面白い2話って何ですか?  髪の毛ビンタにお約束の届かないノブ、視聴者が気を許した所への唐突な登場とか、目が覚めた様に冴えた演出。  くしゃくしゃで汚れた室内ジャージをクラスメイトに見られるカットなど、事の深刻さを浮き彫りにしたシーンを見るに、タイミングなどの狭い意味での演出を越えた上での、しっかりと地に足の着いた話作りが頼もしい。  演出・絵コンテは「LO..
posted by えみりおん at 07:36

2004年09月04日

マリア様がみてる〜春〜 第9話「ロザリオの滴」

 ヘタ令ちゃんが紅茶を吹いた後、カメラを志摩子さんに移動、ワンクッション置いてから祥子さまが顔を拭いているシーンに進む辺り、ちゃんと演出解ってますね。  近づいている様でどこか遠い志摩子と乃梨子との距離。志摩子がロザリオを渡す事を躊躇しているのは、お互いを縛らない関係という白薔薇の伝統故か。  恋人の実家に呼び出され、家族から品定め状態の乃梨子。マリ見ての悪習であるモノローグを入れず、志摩子の目線で語らせるという形は大きく評価出来る。  思わず聖に救いを求める時..
posted by えみりおん at 07:20