2007年12月26日

スケッチブック 〜full color's〜 第13話「ひとりぼっちの美術部」

 ん〜。  トータルとして見ますと、とてもレベルが高い作品だったのですが、シナリオにムラがあるのがちょっと気になりましたでしょうか。  例えば今回、ラストで信号が赤になり二人が気付かずに行ってしまいそうな時、空は勇気を出して二人を呼び止めます。  そしてラストシーン、いつも通り無口な空の代わりに紹介しようとした二人を抑えて、自ら自己紹介する空。  これは明らかに、空が一歩前へ踏み出した、という物語。  …なんですが、その切っ掛けとなる「マイペースだけど確..
posted by えみりおん at 21:02

2007年12月21日

スケッチブック 〜full color's〜 第12話「スケッチブックの日」

 ちょっと違和感が。  珍しくテンション高めのコメディだったのですが、空回り感が強く。  ネコの回などはベースとしてゆったりした流れの中に、猛烈なキレを持ったギャグが挟み込まれるのでメリハリが生きるのですが、今回は中途半端にテンションの高いコメディが淡々と続き、だらけた雰囲気になってしまっております。  とくのすけのネタも引っ張りすぎな上に、メインテーマである兄妹にうまく絡ませる事が出来ず。  シーンやカット繋ぎの間が悪いのも原因の一つですが、凡庸な画..
posted by えみりおん at 02:19

2007年12月14日

スケッチブック 〜full color's〜 第11話「風邪の日と、ねこねこpart3」

わーい(嬉しい顔)  アバン、寝込んでからの空の動きなど、今回は動画のレベルが非常に高く、地味な動きの中に身体全体のしなやかな動きが見られて、これは眼福もの。  クマさんが真横から正面を向くカットなども、あの球体の顔がまるで3Dの如く美しい動きを見せてくれており。  微妙に空回っていた台詞でのギャグも、動きで笑わせてくれ。  また、アングルも非常に凝っており、ちりめんじゃこを貰うミケ達の奮闘シーンをローアングルから見せたり、寝ている空のドタマにカメラを据えた..
posted by えみりおん at 14:14

2007年12月08日

スケッチブック 〜full color's〜 第10話「出会いの先」

 珍しく大きく作画が乱れた一話。  特に動画が辛く、アタリの繋ぎがカクカクしている上に、動いた瞬間に顔などの造形が乱れるのはなかなか辛いものが。  また、今回は部員全員がフレームに入るカットが多かったのですが、なんかまとまってごちゃっとしており。  いつもですと、同じように全員が入っているカットでも、キャラの表情やポーズなどがしっかりしているため、「群像」にならなかったのですが、それも残念。  ただ、みなもちゃんが美術室で(そのまんま)手で描く事を体験し、..
posted by えみりおん at 14:40

2007年11月29日

スケッチブック 〜full color's〜 第9話「ナニかの為に」

 カンニングねー。  あれってカンニング用の仕込みをやってると、楽しくなってその内容覚えちゃうんだよね。  今回は普通のあるあるネタ。  ラストの何故勉強をするのか、も取って付けた感があり今ひとつ。  作画もいつもと比べれば振るいませんでした。 【水筒】エレッセ ステンレスボトル(800ml)
posted by えみりおん at 00:18

2007年11月23日

スケッチブック 〜full color's〜 第8話「ラジカセと少女の二本立て」

 生きた、動くものを描きたい空。  しかし描こうとすると対象は当然動いているので、描いている最中に形を変えてしまいます。  でも、なんとかして動くものを描きたいと奮闘する空。  そんな時、動いているもの、その一瞬を捉える事が出来る「デジカメ」を持った少女が現れます。  それが羨ましくて、気になって、その切り取った一瞬を貸してもらい、空はそれを映します。  デジカメから絵に「移す」のではなく、デジカメで切り取られた貴重な一瞬を、空は自分の中に一回取り込んで..
posted by えみりおん at 00:38

2007年11月18日

スケッチブック 〜full color's〜 第7話「9月の日に…」

 声の持つ力というのは凄いですね。  ハルフィルムメーカーと言いますか、多分この作品のキャスティングにも関わっているでしょうサトジュンの人選はとても面白く、決して巧いとは言えないけれど世界観にピッタリはまる声を選び出すセンスは本当に素晴らしい。  腰を抜かしたのはプリンセス・チュチュの主人公の声で、よくもあそこまでダミ声(褒め言葉)な主人公を添えたもんだ、とたまげたもんですが、あれは作品のテーマとしてあの声で無ければダメなわけで。  スケッチブックの空も、そ..
posted by えみりおん at 19:30

2007年11月07日

スケッチブック 〜full color's〜 第6話「夏の想ひ出」

 今回は軽く動画に乱れが見られましたか。  キャラのリアクションに頼ったコメディになると、途端にそこらに転がっていそうな安っぽいアルアルアニメに見えてしまうのが残念でしょうか。  しかし、「いつもと違う校舎」を奇抜になる寸前の所でとどめたアングルで見せ、その構図の要求以上の仕事をしてくれている美術の素晴らしさ。  教室、廊下、屋上と、ハイライトの付け方やハレーションの掛け方などに変化を付ける、目立ちにくいけれど「空気」を感じさせてくれる演出や美術は、本当に溜息が..
posted by えみりおん at 21:17

2007年11月01日

スケッチブック 〜full color's〜 第5話「ねこねこの日」

わーい(嬉しい顔)  自分より遙かに格が上のクマさんの夢は、飼い猫になる事。  語尾に「にゃ」を付けたり、エサを貰いに行く時に擬人化を解き、猫化して空に媚びるハーさん。  そして言葉すら喋らなくなったグレ。  そんな猫達を眺めて、「これで良いんだろうか」と猫の誇りについて憂うミケであるが、彼女はそれを皆に押しつけたりはせず。
みんな自然に生きているからです。
 「よし、自然に生きよう」と思った途端に、それは自然な生き方では無くなります。  ..
posted by えみりおん at 04:40

2007年10月24日

スケッチブック 〜full color's〜 第4話「三人だけのスケッチ大会」

わーい(嬉しい顔)  今までに無く、映像に力があり。  何が凄いって、降りそうで降らないどんよりした泥のような空気の中、自然という大きな塊の圧迫感を魅せてくれた事。  コントラストが非常に弱い色彩の中で、本来目に見えない「力」を感じさせてくれる演出。  それは今までの学校や、せいぜい丘程度の整理された環境ではなく、意味もなく転がっている岩や、有機的な土の塊。  そして唸ってしまったのはこの構図。 スケッチブック -full color's- 第04話 「三人だけのスケッチ大会」 (704×396 DivX611 120fps).avi_001100532.jpg © 2007 Totan Kob..
posted by えみりおん at 08:28

2007年10月16日

スケッチブック 〜full color's〜 第3話「青の心配」

わーい(嬉しい顔)  今回は文句なし。  多分原作のそれなのでしょう、1〜2話で見受けられたテーマと無関係なネタを無理矢理詰め込んで浮いてしまうシーン。  それが今回のシナリオでは無く、頭から尻まで一部の隙も無駄もありませんでした。  あくまで中心にいるのは空であり、そしてその姉を心配する青の視点からブレず。  個性の強い脇役も、必要以上に出しゃばって自己主張する事など無く脇役に徹しています。  また3D映像や背景、音響も良い仕事をしており、「何も起..
posted by えみりおん at 10:39

2007年10月09日

スケッチブック 〜full color's〜 第2話「いつもの風景」

 日の光を見事に描ききった美術の仕事が素晴らしい。  朝の真横から叩き付ける様な光はハレーションが見えるくらい強烈。そして夕方の赤みを帯びた日の光。  キャラクターに付ける影にはコントラストがくっきりと浮き出ていて、背景と混じり合うと光の粒子まで見えそう。    一言「暑い」という台詞があっただけで、皆が暑がっている描写は殆ど無かったのにも関わらず、画面からは猛烈な暑さが伝わって来る。  映像の見せ方が違います。  しかし、1話と比べると若干作画力は落..
posted by えみりおん at 13:54

2007年10月02日

スケッチブック 〜full color's〜 第1話「スケッチブックの少女」

 映像に力があります。  と言っても、ぶつかり合う激しい構図がどうとかではなく、夕映えの街並みであるとか、少女達がスケッチをするほんのちっぽけな丘という隔絶された世界を、ステキだと感じさせてくれる力。  生きて動いているものを描きたい。  でも生き物は、道ばたに積み上げられた空き缶や、店先に並べられた死んだ魚の様に、止まってはくれない。  止まってしまったら、それは自分が描きたい生き物ではない。  だけどそもそも、動いているものを時の止まった絵に定着..
posted by えみりおん at 03:37