バラックあにめ日記

　密室劇なので、手を抜こうと思えば棒立ちにして会話させておけばＯＫ。 　しかしそれはせず、各キャラクターにしっかりと演技をさせている辺りの丁寧さは良い感じです。 　とは言え、やはりこれはアニメであり、メディアに沿った企画かと言われれば、否と答えるしか無く。 　今回の様に作画が貧しいと、特にそう感じてしまいます。 　意気込みは感じるだけに、一歩間違えると当てつけと受け取られてしまいそうな作りは危険かな、と。 　もっとも、そう取られる事を誇りとしてるのかも知れま..

　Ａパートは頭のネジが外れて「ぷにょ〜ん」しか言えなくなったMAICOのコメディ。 　そしてＢパート。 　アンドロイドパーソナリティーのMAICOは、プログラムされた中から最適な語句を選び出して話しますが、ディレクターの松つぁんはそれが気にくわない。 　悩み相談のお手紙（構成作家が書いたものだが）を紋切り型で答えるMAICOに、「言葉を選ぶんじゃなくて、自分で考えるんだ」と、激しくリテイクを出します。 　テンプレートに沿った、当たり..

　本放送は流し見で殆どまともに見ていなかったのですが、とても面白いかった。 　Ａパートのみで、あれだけの多人数のキャラ立てをさせるシナリオはお見事。 　Ｂパートラスト、映像部の連中が視聴者からの叱咤ＦＡＸを踏みつけながらマイコを取材する中で、一通だけ安達さんからの「助かりました」というＦＡＸが気付かれず来ていたのもハートフル。 　続けて観てみましょう。