2008年09月29日

マクロスFRONTIER 第25話「アナタノオト」

 最終話だけを語れば何ともゴージャスで、1本の劇場用映画を見終わった様な満足感。  ただシリーズ全体を見通すと、ダイジェスト版でも観ていた様なスカスカ感が残念。  2クールもあってそれ、というのも変な話ですが、アルトの女形設定をはじめ、ボビーなど濃いキャラがズラリ勢揃いしていたにも関わらず、それらが設定止まりでドラマに食い込めなかったのが大きいかと。  同様にヒロイン二人の存在感が強すぎて、本来の主人公であるアルトのキャラが全く立っていなかったのも痛い。  こ..
posted by えみりおん at 21:57

2008年09月20日

マクロスFRONTIER 第24話「ラスト・フロンティア」

紅白歌合戦が開催されました。
 ランカの元へわらわら寄ってくる白い機体は精子のメタファーか。  ジャイアントランカ出現からは、その巨体を一つのオブジェとしたカメラアングルでバトルが展開。  3Dでしか見られないアニメーションバトルを堪能させて貰いました。  どうやらマクロス・ゼロに繋がる様なのですが、私は未見なのでそちらへの言及は出来ません。  見てない人には全然訳の解らない終わらせ方とかはしないで欲しいところです。 マクロスF(フロンティ..
posted by えみりおん at 02:47

2008年09月16日

マクロスFRONTIER 第23話「トゥルー・ビギン」

 これってひょっとして
俺の舞いを見ろおぉッ!
 ってオチになるんでしょうか。  せっかく前回、海賊船として格好良く飛び出したのに、今回は偵察機飛ばした程度とか、見応えがありません。  お話の規模は大きそうなのですが、それが大きく感じられない。  2クール使っても尺的な部分でかなり苦しんでいる気がします。  じゃ、もっと長ければ良いかと言えばそうでも無く、うねりが感じられる様な人と人との結び付きが欲しいところ。  舞台が3つに別けられてしまっ..
posted by えみりおん at 21:31

2008年09月06日

マクロスFRONTIER 第22話「ノーザン・クロス」

 シェリルを護る為に「残る事を選択した」アルト。  口では流されてるだけだと言いつつも、アルトの実力を認めているオズマもまた格好良く、アルトより一段ランクの高い「漢」を見せてくれます。  アルトとルカは解るのですが、クランが残った理由は何だろう。  そして、随分と悪人ヅラしてるかと思ったら、海賊宣言しちゃった艦長さん。  今まで影が薄かった分、これから大暴れしてもらいたいものです。 ★初回特典:娘々(にゃんにゃん)五十周年記念グッズ付!★初回..
posted by えみりおん at 11:55

2008年09月01日

マクロスFRONTIER 第21話「蒼のエーテル」

 この作品、わりと盛り上げは巧くて絶体絶命描写なんかお見事なんですが、その後のフォローが投げやりなのが気になります。  戦後の混乱描写だけで2〜3話は欲しい所を見事にカッ飛ばしてしまい、Bパートで「今は昔…」みたいにされても、ちょっと困ってしまい。  勿論、主人公とメインヒロインにスポットはあてなければなりませんが、カメラがそこしか追っておらず、個人の恋愛から宇宙規模のジェノサイドまでが直結してしまっている様な描写。  もしかして、今流行のセカイ系をやろうと..
posted by えみりおん at 14:09

2008年08月26日

マクロスFRONTIER 第20話「ダイアモンド・クレバス」

 フロンティア全滅の危機に立ち上がる二人の歌姫。  挫折した歌姫は、人々の心を救う為に歌い。  そしてもう一人は歌う意味を見失ったまま、ジェノサイドの歌を唄おうとしている。  この緊張感。  「夏のソラ」もこの作品も、実にうまく「歌」というものを演出に取り込んでいます。  日本にはミュージカルの土壌がなく、恐らく今後も育つ事は無いだろう、と私は思っていたのですが、意外や絶対にここからは出ないだろうと思われたアニメというジャンルが、それにトライしようと..
posted by えみりおん at 03:06

2008年08月21日

マクロスFRONTIER 第19話「トライアングラー」

 ミュージカルの演出ですね。  ミュージカルというと舞台で歌いながら踊って、みたいな先入観があるかも知れませんが、今回の様に音楽でドラマを創り上げてゆくという形もまたミュージカル。  日本にはその土壌がないので気付かないだけで、これは立派なミュージカルだと思います。  各々の思いを交錯させる繋ぎ回だというのに構成がうまく、特に背景がしっかりと演技しており、曲の入れ方も抜群で、文句の付けようがありませんでした。  見終わった後にゴージャスな雰囲気になる、..
posted by えみりおん at 18:35

2008年08月16日

マクロスFRONTIER 第18話「フォールド・フェーム」

 シェリルとのすれ違い、自分の意志を越えた運命に翻弄されるランカ。  とてもベーシックで大時代的なドラマです。  ただこのアニメ、妙な不安感があるんですよね。  それはトップがはっきりしていない事。  初代のグローバル艦長とか、存在感のあるコマンダーがおらず、ワイルダー艦長は全くドラマを用意してもらえなかったり、かと思えばハワード大統領がフラフラと行き当たりばったりの指揮をとったりと、お話も船団もどこに向かっているのか解らず、不安になります。  司令官ク..
posted by えみりおん at 23:36

2008年08月05日

マクロスFRONTIER 第17話「グッバイ・シスター」

 あまりにも露骨なフラグ立てだったので、これは死なないんじゃないかなぁ、とか思ってたら死んだと思ったら生きてた(笑)。  捻りすぎではありますが、結構ヒヤヒヤして楽しかったので、まあいいや。  そして演出うまいな、と思ったのはランカの部屋でのやりとり。  アルトとランカという種族を越えた平和の象徴。  シェリルのポスターとランカというライバルの構図。  愛くんとランカという母子(?)の関係。  アルトと愛くんという種族の生き残りをかけた闘いのメタファー。 ..
posted by えみりおん at 11:04

2008年07月27日

マクロスFRONTIER 第16話「ランカ・アタック」

 ランカが覚えていた歌は三拍子の曲。  それは揺りかごのリズムとも言われ、子守歌に多くみられます。  邪悪なビートに載せた子守歌をランカは歌い、我が子を殲滅させます。  かなりシビアな展開になってきましたね。  目が離せなくなりそうです。 マクロスF 2【Blu-rayDisc Video】
posted by えみりおん at 22:45

2008年07月21日

マクロスFRONTIER 第15話「ロスト・ピース」

 半分総集編の様な超リサイクル回ではありましたが、ここぞというデュエットシーンではしっかりと力を入れていて好感度高し。  もともと映像の作り込みが凝っているので、2度見せられても初めての様な感覚を受けます。  アルトを取り合ってのデュエットは、陰険な反目ではなく、自分の歌でよりアルトにアピールしようとする、とても良い意味でのライバル。  この様なぶつかり合いは見ていてとても気持ち良いものです。  にしても、ちょっと情報量が多くて、そろそろ攻略本が欲しい..
posted by えみりおん at 11:41

2008年07月15日

マクロスFRONTIER 第14話「マザーズ・ララバイ」

 主要三人を中心に据えているのは良いのですが、いったん三人を描き出すとそれしかカメラが追わなくなってしまうのが残念でしょうか。  ルカとナナセ、マクロスブリッジ、大統領。  どれも段取りは取っているのですが、描写不足でどうしても唐突な感はぬぐえません。  トランスフォーメーションやマクロスキャノンなど、文字通り天地がひっくり返る一大事の筈なんですが、サクサク変形サクサク発射、とあっさりしすぎ。  バランスが今ひとつでしょうか。 CD 中島愛(..
posted by えみりおん at 20:46

2008年07月06日

マクロスFRONTIER 第13話「メモリー・オブ・グローバル」

   母の夢と重なる様にして描写されるマザーバジュラを見るに、ランカがバジュラの母、もしくはそれに準ずる存在だろうという事が予想されます。  ランカの子宮とマザーバジュラが呼応していた様な描写もあり、これは多分間違い無いかと。  そのランカですが、今回は作画が良く、ピコピコと耳が跳ねていてとても可愛らしかった。  実際、キャラクターデザインの段階であの耳(の様な髪)は、感情にシンクロしてパタパタ動くように想定されていたかと思うのですが、今回の様に作画の良い回以..
posted by えみりおん at 04:00

2008年07月05日

マクロスFRONTIER 第12話「ファステスト・デリバリー」

「超時空シンデレラ、ランカちゃんです!」 キラッ!☆
 この抜群のタイミングには大笑いしてしまいました。  前半、かなり辛い作画と、乱射もいいとこの銃撃戦に全くの緊張感がなかったりと、がっくりきたものでしたが、ランカのライブシーンからは息を吹き返しました。  ベトナム戦争でのモンロー慰問公演とかも、あんな感じだったんだろうなあ。  が、やっぱり全体のバランスは悪く、今ひとつでした。 【ポイント3倍★7日am9:59迄】MBS・TBS系テレビ..
posted by えみりおん at 05:36

2008年06月22日

マクロスFRONTIER 第11話「ミッシング・バースデー」

 一見整ってそうな顔立ちを見せていた作画ですが、微妙なデッサン狂いが散見され、動きもカコカコしていて、ラストシーン以外冴えませんでした。  が、お話の方は久しぶりに主人公に軸が戻って来ました。  子供っぽい父親への反発なのか、しかし演技への心は忘れず。  護ってあげたい小さな女の子の願いを叶えてあげたい。  そして空を飛びたい、という夢。  三つどもえの葛藤が渦巻きます。  1話でもあった、天窓で蓋をされた世界での閉塞感。  自分の夢。  ..
posted by えみりおん at 20:49

2008年06月07日

マクロスFRONTIER 第10話「レジェンド・オブ・ゼロ」

 お遊びサービス回ではあるのですが、非常にしっかりした構成で見応えがありました。  島に入った三人が絡む一連が印象強く、ランカを挑発するミランダの言葉をシェリルが受け、そのシェリルに媚びを売ろうとやってきたミランダを無視して、ランカに話しかけるシェリル。  手に取るように力関係が解る面白い会話で、惹き付けられました。  駄目なカットでは髪の毛がためらい線でゴワゴワだったりとか、相変わらずムラのある作画でしたが、迫力満点のヒュドラ対ブレラのシーンでは、もう構図から..
posted by えみりおん at 07:56

2008年06月03日

マクロスFRONTIER 第9話「フレンドリー・ファイア」

 作画のヘタりまで旧作のマネしなくていいのに…。  アルトが下から顔を殴られた瞬間、まだ顔が上を向いているのに、口端から「下」に向かって血筋が「垂れて」たりとか、小学生でもツッコミ入れられる様な作画はホント勘弁して下さい。  バルキリーに張り手するクランたんとか、シリアス話でもちゃんと笑いどころを入れてる辺り、バランス良いなあ。  しかしゼントラーディの皆さん、一応宇宙服着てるのね。  宇宙空間において、生身でバルキリーと格闘する様な根性ある人は、ブリ..
posted by えみりおん at 18:53

2008年05月29日

マクロスFRONTIER 第8話「ハイスクール・クイーン」

 わりと私は動きさえ良ければ絵の美醜は問わないタイプなんですが、ここまで「アンタ誰」状態ですとちょっと…。  中盤からのアクションの動きは良かったのですが、その他日常シーンでの動画が良くなく、特にシェリルの長い髪が「なびかず」に塊でモサッと動いてしまうカットなどが散見され、結構辛かったでしょうか。  お話は息抜きで楽しかったですし、ラストでランカが歌うシーンでの美しいレイアウトなど、見所はあり。  次回に期待しましょう。 18種類の野菜をギュッ..
posted by えみりおん at 18:26

2008年05月17日

マクロスFRONTIER 第7話「ファースト・アタック」

 動体視力養成アニメ。  恐らく初代マクロスを3Dで作って越えられるか、というテストをしているのではないでしょうか。  3Dの技術者はもうアニメ業界では隅々まで行き渡ってはいる様ですが、3Dの演出家、アニメーターとなると、また話は別になります。  いつまでも動いた、珍しい、のレベルをやってる訳にも行きません。  そろそろこのアニメの様に、「3Dで演出する」作品にどんどん出てきてもらいたい所です。  突っ立ってるだけで貫禄のあった旧マクロスと対比し、バ..
posted by えみりおん at 12:29

2008年05月13日

マクロスFRONTIER 第6話「バイバイ・シェリル」

 構成がとてもドラマチック。  コミカルな出だしからランカの疑心という助走をつけての開戦報道。  シェリルの立場、アルトの立場。  それぞれを確認しつつのロマンチックな見せ場。  そしてマクロスの発進。  このプロセスは本当に素晴らしかった。  今まで殆ど出番の無かった艦長でしたが、ようやくメインを張り。  マクロな戦闘の火ぶたが切って落とされました。 オリジン・オブ・バルキリー バルキリー VF-1S(ロイ・フォッカー機)《予約商..
posted by えみりおん at 22:44

2008年05月03日

マクロスFRONTIER 第5話「スター・デイト」

 公式では「女性と見れば口説かずにはいられない」とか書いてありますが、ミハエルってモテなさそうだなぁ。  発言がいちいち正論すぎて、しかもそれを振りかざすもんだから、相手の気持ちとか考えていなさそう。  前回がランカオンステージだったので、今回は殆どシェリルとのデート。  あまり可愛い所を見せる機会に恵まれなかった彼女が、張り切ってアピール。  ただ、こちらの女の子も、やはり隙が見えず。  その辺は微妙にミハエルと重なる部分もあります。
posted by えみりおん at 02:32

2008年04月26日

マクロスFRONTIER 第4話「ミス・マクロス」

 癖が強い上に、原画と動画との噛み合わせが微妙なカットが散見されましたが、いや良く動く動く。  携帯やメガネをいじる指先がしっかり演技していたり、首を斜め上に上げたりする難しい作画も結構頑張っており。  ミス・マクロスF開催直後の女性4カットは、恐らく3D(後ろ2カットは手描きかな?)。  潜脳調査室でも車椅子に乗ったハルが移動するカットなどに、(多分)3Dが使われていたりなど、最近はCGもモブだけでなく、メインを張れるようになって来ました。  そして今回..
posted by えみりおん at 03:00

2008年04月20日

マクロスFRONTIER 第3話「オン・ユア・マークス」

 ストーリーは一応進んではいるのですが、そこに説得力が見えません。  例えばランカが歌を人々に向けて歌いたい、と思った理由も「もしあそこで死んでいたら」と、閉じ込められていた時の事を話しましたが、シェルターでのやりとりは生死の緊迫感よりも、おっぱい饅出して笑い取ったシーンの方が印象に強く残っている訳で。  またアルトの決意に至る過程も、家との確執などがこちらに殆ど伝わっていないので、これもまた説得力に欠け。  ストーリーに「こうならざるを得なかった」という必..
posted by えみりおん at 15:42

2008年04月16日

マクロスFRONTIER 第2話「ハード・チェイス」

 今回は自由落下、次回は閉じ込めと、初代をトレースしているみたいですが、それに何か意味があるのかなぁ?  映像面ではやはり見応えがあり、ビルという大道具を使った巨大感や緊迫感の出し方、フレームを左右に振りながらの戦闘など、迫力満点。  ヒロインは、シェリルよりランカの方がスタッフに愛されている様で、頭両脇のたっぷりとした犬耳が感情にまかせてピコピコ揺れるのが可愛らしい。  赤い敵のフォルムが解りにくいのが残念でしょうか。  ストーリーもまだどうなるか解らず..
posted by えみりおん at 06:09

2008年04月07日

マクロスFRONTIER 第1話「クロース・エンカウンター」

 やはり見て楽しいアニメってのは良いですね。  360度グリグリ動かしながらのカメラ長回し、上部カタパルトから発進直後にカメラが下に移動して下部カタパルト発進とか、3Dならではの構図がいっぱい。  しかもこれだけ激しいカメラワークなのに、パッと見て何が起きているのかがしっかりと解る巧さ。  大きい物が大きく見え、恐ろしい物が恐ろしく見える、美しい見せ方。  お話の方は良く言えばスタンダード、悪く言えばごにょごにょ、ですが、まだ1話のお披露目。  とり..
posted by えみりおん at 20:37