2007年07月04日

ZOMBIE-LOAN 第1話「死神の目」

 予想していたより悪くありません。  単純なゾンビハンターものかと思っていましたが、前向きに生きる事を諦め、生きる屍の様な毎日に甘んじている主人公に対し、知佳と思徒が激しく軽蔑し、徹底して突き放したラストシーンはなかなか良い感じでした。  作画監督は、昔ロボット物でブイブイ言わせた本橋秀之さん。  ロボットアニメの衰退と共に台頭してきた萌えアニメ。その波に実に柔軟に乗っかり、「ひとひら」でもとても可愛らしい女の子達を描いてくれました。  ただ、校舎内を歩い..
posted by えみりおん at 13:10

2007年05月15日

ひとひら 第6話「…変われますか?」

ふらふら  この辺が限界。  捻りが全く無く、ただ筋を追って淡々とシーンが繋がっているだけで、粗筋を読み上げられている感覚。  見応えがありません。  仮にも演劇をモチーフにしているのなら、砂の城のモンタージュや逆上がりの件などを口で説明してしまう様なヌルい作りではダメかと。  百合っぽいシーンも期待はしていたのですが、取って付けた様なサービスカットしか無く、そっち系でも今ひとつ。  残念ですが視聴断念。
posted by えみりおん at 13:49

2007年05月03日

ひとひら 第5話「うわぁぁぁぁん」

 悲しいシーンでは泣き、対立は殴り合いと、あまりにストレート。  また、呼び出して忠告して引っ込んで、揃いすぎた段取りも辛い。  そして野乃が台本を叩き付けるシーンなど、ここぞという時の緊張感が足りず、そのせいで冒頭から終わりまで、盛り上がりのないのっぺりとした感覚が続いて、見終わった後でグズグズとしたやるせなさが残ります。  これは所謂まったりとした丁寧な良い地味さではなく、メリハリの無い退屈さ。  もうちょっと頑張っていただきたい所でしょうか。 ..
posted by えみりおん at 07:22

2007年04月27日

ひとひら 第4話「頑張ってる…?!」

 基本的な人物配置に対立が見られないので、緊張感が保てません。  榊美と野乃にしても表面的な対立に過ぎず、しかも演劇に対しては同じ情熱を持っており。むしろ二人は強い友情で結ばれていると言えます。  桂木はテクニック、理咲はバイタリティと、得意技こそ変化を持たせていますが、基本的にはみんな「良い人」で、全員がむぎの事を思い、麦を助けようとしています。  本来なら発生した対立に巻き込まれた時のガス抜きとして、「エースをねらえ!」でのマキの様な存在が必要となって来ます..
posted by えみりおん at 17:35

2007年04月20日

ひとひら 第3話「初舞台」

 困ったことに「えんげき」の「ゲ」をはじめとして、鼻濁音を正しく発声出来ていない人が多すぎです。  最近の風潮として鼻濁音をあまり使わない事は確かに多いのですが、演劇を主題にしている作品でこの手のミスは致命的かと。  また、展開に緊張感がありません。  麦のテンパリ具合がこちらに伝わってこなかったり、野乃の声帯マヒがバレるタイミングも、もう少し劇的かつ効果的な箇所で入れられたのでは、と思います。  BGMの選曲などもベタですし、なかなか辛い部分が多い作品。..
posted by えみりおん at 02:14

2007年04月14日

ひとひら 第2話「まがい……物?」

 作画の乱れは殆ど無く、細かい演技も良かったのですが、その他がトータル的に弱い感じ。  麦が演劇研究会に心を許す件も、野乃の百合っぽいアプローチや理咲の激情を見たから、では説得力に欠けますし、キャラがまだしっかりと立っていない気がします。  麦がくすぐられて大声を出すシーンも演劇的な蘊蓄を入れたかったのでしょうがお話の展開としては強引ですし、その後に続く野乃の後説もちょっと説明くさいでしょうか。  また画面的にもアップが非常に多く、映像的に息苦しさを感じてし..
posted by えみりおん at 12:44

2007年04月05日

ひとひら 第1話「む、無理です…」

 説明くさい台詞が多かったのを除けば良い感じです。  可愛らしいキャラクターを揃えていますが、あざとい媚びを廃し、まっすぐに青春物を作ろうとしている姿勢が好感触。  作画も良い感じですが、全体を覆うセピアっぽい色調や、存在感のある巨大な吊り橋など、美術に惹かれました。  ただ、この手の演劇を扱う作品ですと、当然ですがアニメーションとしての演出や、キャラクターの動きの演技、更に声優さんの演技など、視聴者に相当厳しい観られ方をする事になり、敷居が二段くらいは高くなる..
posted by えみりおん at 01:49