2013年07月08日

げんしけん二代目 第1話「道の向こう、約束の場所」

 いや、作画良いですね。  斑目のあの骨ばった骨格とかがちゃんと立体的に見える。  また波戸の背負投げも派手なデフォルメをせず相手の体重を利用した必要最小限の動きでいて、カメラアングルで迫力を出す。  たしかガルパンですらやっていたと記憶のある反重力スカートも、スーの座りではしっかりスカートのお尻が床に付いていたりなど。  原作はチラチラ読んでいる状況ですが、そちらも好き。  楽しみにさせて頂きます。
posted by えみりおん at 00:01

2007年12月27日

げんしけん2 第12話「その先にあるもの…」

わーい(嬉しい顔)  雨の中、久我山が笹原に携帯をかけていた場所は雨の中。  ホームに屋根があるのに、そこから外れた雨の中でわざわざ携帯をかけている点が興味深い。  それは屋根があるのに雨の中に立たなければならないという、社会の理不尽さと戦っている久我山、とも取れますし、悩む笹原に対して楽な場所から話しかけられない、という彼の心からかも知れず。  鷲田社に行った直後も、アタフタと働いたり泥のように仮眠を取っている社員を背景として見せておき、面接が良い方向に向..
posted by えみりおん at 02:27

2007年12月19日

げんしけん2 第11話「リアル・ハードコア」

 あれ、次週最終回ですか。  まあこのクオリティなら3期どんとこいです。  オギーはげんしけんでは最年少(ですよね?)で下に誰もいませんし、あの性格。  誰かに懐かれる、というのに慣れてなさそうで、スーにくっつかれてアタフタする様子が何とも可愛く。  可愛いと言えば、初めてまともに笹原を意識してしまった瞬間。  やはりこの、人を好きになってしまった瞬間を描く、というのは良いですね。  EDラストでメインを張ってる様に、げんしけん後半のキーパーソンはオギ..
posted by えみりおん at 02:11

2007年12月15日

げんしけん2 第10話「オタク・フロムUSA」

わーい(嬉しい顔)  本当にこの作品、心理描写が巧いですよねえ。  Aパート、色々とスイッチを押して欲しいんだけど自分はそれを望んでないよ、というポーズを取るオギーと、その様なスイッチには触れてはいけないものだ、というスタンスの笹原。  この微妙なやり取りにヤキモキする大野さんでしたが、その大野さんの友人として登場してきたヤンキーオタクガールズ。  Bパート、言葉の壁を前にテンパる斑目でしたが、天才の本能とでも言いましょうか、自然体で接する高坂に、驚愕と..
posted by えみりおん at 15:18

2007年12月09日

げんしけん2 第9話「シューカツはいつも雨」

 相変わらずシナリオが神憑っています。  就活学生をイビって憂さ晴らしをする面接官から始まり、社会に入ったらこの理不尽と戦わなければならない、という陰鬱な雰囲気。  しかしすぐに部室での心地よいダラダラ話。  そこには斑目、笹原、大野とすっかり貫禄のついた三大部長がズラリ勢揃い。  ここは大学のげんしけん。  そしてラストの面接。  アピールを冒頭で切られ、ああ、またイビられか、と思ったら、鋭い所をズバズバと突いて来る面接官。  彼らは冒頭の..
posted by えみりおん at 15:18

2007年12月01日

げんしけん2 第8話「こすけん」

 ラストで濡れ衣を着させられたクッチーが、キレて暴れ出したり、泣いて逃げ帰って二度と顔を見せなかったりの等マイナス行動に出ず、コスに身を通したのは、とても興味深い。  奇異な行動ではありますが、それは大野さんへの抗議であり、自分をピエロにする方法しか知らない彼なりの自我を護る術。  クッチーの様にキモがられている人というのは、当然周囲から下に見られています。  そして上から下を見下ろしている人達は彼を、自分と同じ人間だとなかなか認識出来ません。  こんなキ..
posted by えみりおん at 05:00

2007年11月25日

もやしもん 第7話「開幕!農大春祭」

 いやー、面白かった。  生活感が滲み出ている学園コメディってのは良いですねえ。  とんちんかんな学祭なのですが、怪我や病気など身体に悪影響を与える様な事柄はダメ。  お金のやり取りにしても、金券を使う事でモラルも保てており、だから教授が媚薬10万なんて事も出来ます。  ルールを遵守した上でのハメ外し。  これぞ学祭の醍醐味ですね。  生活している寮のきちゃない美術は素晴らしく(勿論褒め言葉)、そこに住んでいる連中も良い具合にグータラしていて楽しい。 ..
posted by えみりおん at 21:10

2007年11月21日

げんしけん2 第7話「卒業症候群」

 すっかり人間関係を上手く捌くスキルを身に付けた笹原が仕切るげんしけん。  いつもの痴話ゲンカかと思いきや、取り残される寂しさに泣きじゃくる大野さん。  前回散々いじり、いじられた、その大野さんとオギーとの目での会話(このシーンの作画が素晴らしい)。  春日部をずっと見続けて、そして去っていった斑目…はまだちゃっかり居たりして(笑)。  悲喜交々の卒業。  ラスト近く、降ってきた雪を見上げるカットは、全員違う方向を見上げており、それぞれの道を進んで行く皆..
posted by えみりおん at 02:14

2007年11月18日

げんしけん2 第6話「趣味のモンダイ」

わーい(嬉しい顔)  今回は徹底したオギーいじりで、もう腹がよじれるくらい笑いました。  キモい、エグい、という声が多く上がっている大野さんですが、彼女の執拗なまでのオギーいじりは、あの反応が可愛くてたまんない訳で、陰湿さというものは感じられません。  女性作家さんはごくごく希に、女性特有の陰湿さや自傷癖を自慢したがる様な、そんなイタさが出てしまう事がありますが、げんしけん2ではそれを笑いに昇華出来ています。  また、ポーカーフェイスオギーと、方言丸出し..
posted by えみりおん at 20:34

2007年11月08日

げんしけん2 第5話「マダラメ総ウケ」

わーい(嬉しい顔)  もうスタッフノリノリ。  台詞を持ってくるだけの質の悪いパロとも言えない拝借がまかり通っている中、絶望先生とか今回のコレとか、全力で作るパロディというのは嬉しいですね。  いつもは深いドラマを魅せてくれているこのアニメですが、今回はもうハメをハズした馬鹿話。  しかし、ただ思いつきだけで乱発するのではなく、現実サイドと妄想サイドとのドラマのリンクや、いつもは一番頼りになる春日部のアネゴに豪快に勘違いされて、誤解を解くのに奔走など楽しいド..
posted by えみりおん at 06:12

2007年11月01日

げんしけん2 第4話「デキテンデスカ?」

 もうすっかり基本配置となってしまった、部室での斑目と笹原とのオタク会話。そこにちゃっかり居座り可愛い自己主張をするオギー。  物事の経緯と説明に斑目と笹原を使い、そこにオギーが軽くツッコミ。  閉塞した状況はトリックスターであるクッチーがアクシデントで打破。  そこに適切なアドバイスを入れる春日部。  キャラクターの役割と配置がしっかりしているので、そこに問題を放り込むだけで自然にドラマが回って行く、この設定の巧さは秀逸。  そして、大野さんの粘り勝ち..
posted by えみりおん at 21:47

2007年10月25日

げんしけん2 第3話「アツい夏の一日」

 作画はかなりヤバい事になっていましたが、十分楽しかった。  別舞台にいる春日部のインサートとオチが綺麗に繋がっていて、相変わらず構成が美しい。  高坂と久我山との軽い確執も残し、原口も来たりして良いことばかりでは無く。  しかし、その原口とのトラブルの結果生まれたのは、大手サークル作家達との人脈。  やはり祭りというのは、悲喜交々でないと。  そして微妙な売り上げが、みんなとの馬鹿騒ぎコンパであぶく銭として消えてしまった、という終わり方もとても爽や..
posted by えみりおん at 17:27

2007年10月18日

げんしけん2 第2話「会議はモメル」

わーい(嬉しい顔)  なんか40分ぐらいあったかと錯覚しちゃった程、密度の濃い一話。  何が凄いって、前半のいたたまれない空気を、見事コメディに昇華してしまった事。  緊張感が最高に高まると、必ず同じアングルで全員の顔を回すお約束。そしてカメラ周回のラストを斑目のテンパリ顔、そしてその直前に邪気のない高坂の笑顔を持ってくる辺りのメリハリの巧さ。  観ていて笑いがこみ上げこそすれ、不快感はゼロ。  ネガティブな物をネガティブに見せるのなんか、簡単です。 ..
posted by えみりおん at 17:03

2007年10月10日

げんしけん2 第1話「新会長のココロザシ」

わーい(嬉しい顔)  文句なしに面白かった。  特に悪役原口とのやり取りは逸品。  笹原が断った直後に追い打ちをかける原口の長台詞。  あのシーンでみんなの顔を見せない超俯瞰アングル、そしてスチャラカなBGMを流す辺りの巧さ。  見ている者を不快にさせずに、見事な悪役っぷりを堪能させてくれ。  頑張った笹原にはメンバーからのフォロー。  そして電話での救いと同時に、原口もまた好き嫌いを抜いた部分で、突き抜けた才能のある人物だと知らされます。  一..
posted by えみりおん at 02:10

2006年11月19日

くじびきアンバランス 第7話「えらいひとのはなしをきく。4点」

わーい(嬉しい顔)  素晴らしい。今までで最高の出来では。  シナリオは「げんしけん」原作者の木尾士目さん、そしてコンテは「まじかる?ぽか〜ん」監督の八谷賢一さん。  まず何より今回の見所は、副会長に代表される「プロフェッショナル」と、時乃による「友達の絆」との対決。  ラスト近く、冷徹に、そして一分の隙も無く任務を遂行する副会長。スパイは斬る。障害(時乃)があればそれも共に斬る。プロフェッショナルです。  対する時乃は、「いづみちゃんはお友達だよ」発..
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2006年09月02日

くじびきアンバランス(OVA) 第1話「出会いはアンバランス」

 げんしけんの劇中劇という事で、この手のは大概アレな事が多く全く期待していなかったのですが、意外や面白かった。  まずキャラ立ちがしっかりしており、どの人物にも必ず得意技と欠点があってとても魅力的。それらを生かしたシチュエーションギャグが次から次へとテンポ良く出てきて、実に痛快。  特に上石神井蓮子を演じている大谷育江さんの怪演は見所。  そして演出の妙。  台詞を次のシーン(時系列)にこぼしたり、かと思ったら、図書館で時乃が千尋と別れるシーンにて、会話は続い..
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2004年12月28日

げんしけん 第12話「組織の再構築時に発生する課題と対策」

 中途挫折したのを最終話だけ観るシリーズその5。  この作品は別に酷いとか見るに堪えないとかってんで視聴断念した訳でなく…いや、ある意味見るに堪えないつーか、リアルなオタク生活を直視するのがハズくて観てなかった訳でして。  原作は読んだのであらすじは理解できていますし、実に丁寧に原作をトレースしている様に感じます。  トレースと言うと言い方が悪いかも知れませんが、確かにもう一つ、アニメならではの何かを付け加えて欲しくはあったのですが、コママンガの持つ間をしっかり..
posted by えみりおん at 06:03

2004年10月11日

げんしけん 第1話「現代における視覚刺激を中心とした文化の研究」

 これが公共の電波に乗っているという事が恥ずかしい。  いや、作品の質がどうのとか言っている訳ではない。恥ずかしいのはオタクである視聴者の私だ。  まるで若い頃バカやってた人に見られたくないアルバムを、新宿歩行者天国でばらまかれた様な、そんな恥ずかしさ。  その昔ガイナックスが作った「おたくのビデオ」というものがあったが、それと基本を同じくした自虐的な作品。  「おたくのビデオ」はOVAで極めてプライベート作品に近く、そのビデオを見る人間もほぼ間違いなくオタク..
posted by えみりおん at 02:28

2004年10月09日

ケロロ軍曹 第28話「ケロロ 雪合戦サバイバル/クルル クックックのクッ」

 なんかもう脚本、演出、作画、全てのスタッフのレベルが、地ならししたがごとく均等に低くなってる辺りのいらん安定感さえも、ケロロだなあ、とか思います。  そいや秋の新番は後何が残ってんだ? ブラックジャック、焼きたてジャパン、げんしけん  くらいか?
posted by えみりおん at 10:38