2013年06月26日

ゆゆ式 第12話「ノーイベント グッドライフ」

わーい(嬉しい顔)

 当初は、多動症気味のゆずこと頭の緩い縁に、常識人の唯が振り回されるお話かと思っていましたが、むしろ逆。
 超えてはならない一線をしっかり見極めた上で暴れているゆずこはかなり頭の切れる子ですし、縁も先週の家庭の事情を知った上で言動を見つめなおしてみるとこれもまた現実をしっかり受け止めている聡明な子。

 最終話は、素直に物事を楽しめない唯を、ゆずこと縁が背中押ししてあげる物語で締め、見ているこちらが成長させられた感じでした。

 縁が寝ている時、この子には幸せな結婚をしてもらいたいととゆずこが呟きます。
 先週みせた縁の家庭の事情でしょう。
 コンビニ買い出しで一人取り残された縁は、マクラにヨダレ(涙)を染み込ませます。
 もしかしたら、辛い夢を観ていたのかも。

 そしてロフトベッドでのゆずこと縁。
「こうして縁ちゃんが笑ってくれればそれで良い」と言うゆずこは、普通に見れば百合妄想的なコメディに見えます。実際唯もそのまま受け取ってマジレスしていますし。
 そしてその言葉を受けた縁は照れ笑いするのですが、実はその直前に少し驚いた表情を見せてるんですね。

 ゆずこは自分の事を分かってくれてる。
 言葉でやりとりしなくても、二人の間に強い絆が出来たような感じ。

 まあ、これらは深読みのしすぎかもしれません。
 でも縁が顔を伏せていたマクラに、ゆずこが同じように顔を伏せて喋っていた台詞です。
 演出意図があるんじゃないかなと感じた次第です。

 これらキャラの立ち位置などもそうですが、もう一つこのアニメを観ていて見方がひっくり返った事といえば、これは萌えアニメじゃないなと感じた事でした。

 萌えアニメというのは、キャラクターがある意味カメラに向かって媚を売り、視聴者を楽しませるものとも言えます。
 でもこのゆゆ式、楽しんでるのは本人たちだけな気がするんですね。

 ぶっちゃけこいつらの会話は飛びすぎてて理解出来ないし、どこに彼女たちの笑いのツボがあるのかすら分からない事もありました。
 スタッフは、三人を操って視聴者サービスをしているのではなく、唯とゆずこと縁たちを楽しませてあげる為にこの世界を作っている。

 なんかそんな温かいものが根っこにあったんじゃないかと。
 そんな気分にさせてくれました。

 それら見方の変わった今、もう一度「ゆゆ式」、見なおしてみたいと思います。



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2013年06月20日

波打際のむろみさん 第11話「ツンとむろみさん」

わーい(嬉しい顔)

 始まった当初は作画アニメかと思ったのですが、ギャグあり萌えあり人情ありと非常にバランスの良い作品でした。

 最近の特に萌えアニメはオタクのプライドを傷つけないようにと腰が引けてしまって、新しいものはもとより基本的なドラマすら作れなくなっている危惧があります。
 しかしこのアニメ、むろみさんは中古ビッチですし、主人公はポエミィな少年、今回のように女とセックルしまくってる様なコンビニ店員さんも出て来る始末。
 それでもバランス良く作られているので、登場人物(人じゃないのばっかだけど)の誰ひとりイラッとするキャラがいません。

 腫れ物に触るようなオタクのプライドなんて、面白い作品の前には大して意味はないのかも知れませんね。
タグ:むろみさん
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RDG レッドデータガール第12話「世界遺産の少女」

 中盤の戸隠編は素晴らしかった。
 なだけに序盤の陰鬱な展開と、落とし所の見えない散漫な終盤が何とも残念。

 中盤からの実質的な主人公は宗田三姉弟で、泉水子は狂言回し状態な上に何をしたいのか分からないので感情移入も難しかった。

 原作は多分それなりに大きな世界観があるのでしょうが、1クールに収めるならどこかバッサリと切ってテーマをシンプルにしておいた方が良かったのではないかと思います。
タグ:RDG 最終話
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2013年06月19日

ゆゆ式 第11話「こーゆー時間」

 縁が兄との事を話すシーンはなかなか興味深かった。

 イメージシーンでの縁と兄は逆光で後ろを向いているので、視聴者からは二人の影を見るアングルとなっており、それが少し不安を感じさせる演出となっています。 

 家の安泰の為に良い家柄の人のお嫁さんになる事。
 それが縁たち兄妹の「やらなきゃいけないこと」。
 お嫁さんになることは少女趣味的な憧れではなく、良い家柄に生まれた彼女の義務なのでしょう。
 それを縁は当たり前だと思っていて、でも二人と将来について話していたら、別の生き方をしても良いのかも、と気がついた。

 そんなシーンだったんじゃないでしょうか。

 少なくともこのシーンで縁の話を聞いている二人は真剣な表情になっていましたし、天気も雨。
 単なるいつものヨタ話でないのは確かです。

 縁の置かれている立場と、広がっていく未来を後押ししてくれそうな友達。
 だからといって強引な感動演出に持っていかないスマートさ。

 何気ない日常会話の中に、ふっとこのような描写が入り込むと、より彼女たちが愛おしくなったりもします。
タグ:ゆゆ式
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2013年06月12日

ゆゆ式 第10話「楽しいから」

 ゆゆ式の魅力三本柱を上げるとすれば、カオスな会話、良作画、ハートウォーミングでしょうか。

 しばらく委員長グループとのハートウォーミングなお話が続いていましたが、今回は全編これカオティック会話で押してきました。
 どういう流れでジャンケンになったのかとか、遡って考えてる内にまた話が変わったりして。

 ドラマ作りの基本としては反則も良いところなんですが、全体のバランスが良く作りも丁寧なので結構普通に見れてしまう。

 今回も出ましたがキーワードの「楽しい」がテーマになっている、好感度の高いアニメです。
タグ:ゆゆ式
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2013年06月10日

はたらく魔王さま! 第7話「魔王、近所付き合いで家計を助けられる」

わーい(嬉しい顔)

 これがニコニコで先に見ちゃった「おにゃのこが、にっだん重ねでア゛ーッ!」か。

 わりとネタ的にはどこにでもありそうなのですが作りが実に丁寧。
 コンビニ店員のリアル過ぎる対処とか、階段落ちのギャグ、バトルシーンの緊張感、ちーちゃんのほのぼのラブコメなど、どこを取っても一流。

 パロディを作る時に、作り手側が既に笑ってしまっている作品もあるのですが、こちらは作り手が大真面目に作っている顔が見えるだけに、その職人芸にむしろ感心してしまいます。
 冒頭の大家さんの写真ギャグとか、生活コメディとして普通に笑ってしまいましたから。

 地に足の着いたファンタジーラブコメ。
 良い作品に育ちました。

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進撃の巨人 第10話「応える ――トロスト区攻防戦E――」

わーい(嬉しい顔)

 役者さんの演技が素晴らしいですね。

 どこぞのロボットアニメみたいに表面上だけヒステリックにわめき散らしているものではなく、目の前に命を突き付けられたような叫びが聞こえます。

 そして改めて戦術のアルミン、技のミカサ、そして魂のエレンというバランスの良い三人の立ち位置をはっきり見せてくれたこの一話。
 どっしりとした頼りになる大人が出てきてくれたところで、物語は新展開へと流れるようです。

 これを深夜に見るのは良くない。
 テンション上がってしまって目が冴えてしまいましたよ。
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2013年06月05日

ゆゆ式 第9話「まじゃりんこ」

 入学式の時に唯に触れ、彼女の事が気になりだした委員長。
 でも奇行癖(笑)のある、ゆずこや縁が苦手でなかなか近寄れず。
 それでも勇気を振り絞り少しずつ近寄り、ゆずこと友達になり、三人の輪の中に溶け込めるようになりました。

 それを観ていた岡ちー。
 自分のお気に入りを取られたみたいで面白くない。
 最初の頃は挑発すらしていましたが、コンビニでの唯とのやりとりや、ふみの後押しで彼女もまた輪の仲間入り。

 ゆっくり楽しい友達の輪が広がっていく感じ。
 キャラ立ちこそは今風で超刺激的なので騙されそうですが、人と人との繋がりをここまで丁寧に描けている作品はそうはないと思います。

 ゆゆゆ組の楽しいところを、どんどん見つけていく岡ちーの驚き。
 そしてまるで儀式の様に情報処理部の部室に入っていく委員長。
 気を利かせて二人きりにしてあげたのは、委員長が当初怖がっていた、ゆずこと縁というのも素敵です。

 人と人が触れ合うのは、怖くて恥ずかしくて、でもとても楽しい事。
 そんな事を教えてくれるアニメです。


タグ:ゆゆ式
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2013年05月29日

ゆゆ式 第8話「2年生になりました」

 やっとこのアニメの見方が分かってきました。
 これは、ほのぼのサドアニメですな!

 ツッコミは入れるけど、基本イジられ役の唯。
 虐めて光線を全方向放射してる、おかあさん。

 この二人がSの、ゆずこと縁にイジられるお話。

 特にゆずこは結構過激な事をやろうとするのですが、超えるといけない一線というのを心得ていているのが良いですね。
 何というか、Mの人がセーフワードを言ったら即座にプレイをやめますよ、的な理性的なS。

 そして気が強そうだけれど、やたらとふてくされる岡ちー。
 こちらも見守るような形で、ふみからイジられており。

 下ネタもかなりキツい時もありますが、基本ラストはハートフルに落として来る作風も好き。
 初期の様にグネグネは動かなくなりましたが、楽しみ方を知ってしまうと特に気になるところでもなし。

 良いアニメになってきました。
タグ:ゆゆ式
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2013年05月28日

俺の妹がこんなに可愛いわけがない。(2期) 第4話「俺の妹のライバルが来日するわけがない」

 1期は本当に胃がキリキリする展開で、絶対にこいつら好きになれないとか思っていました。
 もともと作画は良かったので、それなだけに神経質なだけのキャラクター描写がしんどくて。

 しかし2期に入ってからはあらゆる面で見なおしが図られており、よもや私が桐乃を可愛いと思える時が来るとは思ってもみませんでした。

 この見事な方向修正に拍手です。
 普通に楽しい青春萌えアニメになりました。
posted by えみりおん at 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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