
ナオミの暴走でキンちゃんやウラちゃん、ついでとばかりにジークまで拾って来ちゃったご都合主義にはさすがにのけぞりました。
しかし都合は良いけれど破綻はしておらず、だったら多少ご都合主義でも痛快なハッピーエンドで締めくくってくれたこの最終回は、個人的に強く押したいと思います。
冒頭からラストまで徹底したバトルの力押しは猛烈な勢いがあり、逆にここでイマジンはこうして生まれて、とかカイはこういういきさつで、とかタラタラ説明していたらテンポはガタ落ちだったでしょう。
勿論消化不良な部分はありますが、それはよくよく伏線なんかを辿ってみれば上手く繋がる様に出来てるみたいで、それは考察好きな我々大人向け。
本来の視聴者である子供達むけに、かっこいいヒーロー物として終わらせたのは支持します。
また一つ、とても優しいシナリオだな、と思ったのはリュウタロス。
キンタロス、ウラタロスと消えて行き、リュウタロスにまでこの辛い別れをさせるつもりなのか、とかなり不安だったのですが、
何とリュウタロスは電ライナーでナオミと一緒に引っ込んでいました。
これで良い!
ナリは大人でも、リュウタロスの心は全くの子供。
そんな子供に辛い別れ戦いなんかさせちゃいけません。
子供を護るのは大人の仕事。
本当に恐かったら、危険だったら、子供は大人に護ってもらえば良いのです。
この優しさが、何とも女性視点だな、と思いました。
平成ライダーは正直好きではなく、一時のめり込んだ響鬼も途中で失速。
初めて1話も逃さずに観て、最高の満足感を得られた平成ライダーでした。
スタッフ、キャストの皆さん、素敵なヒーロー特撮をありがとうございました。
仮面ライダー電王 ライダーヒーローシリーズDEX 仮面ライダー電王 (ウイングフォーム)
posted by えみりおん at 23:08
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