2010年02月22日

「つぼみ」Vol.5

わーい(嬉しい顔)

「表紙」黒星紅白
 この方の描く女の子の細さが大好き。薄暗い部屋での二人の絡みが淫靡ではなく、エロ可愛い微笑ましさを感じさせてくれます。色彩もベスト。

「エビスさんとホテイさん」きづきあきら+サトウナンキ
 よもやの最終話。バタバタっと急いだ感は拭えませんが、OL同士、トウの立った二人の恋は、とても斬新で惹き付けられました。ホテイさんのプロポーズシーンは、こっちまでドキドキしましたよ。

「星川銀座四丁目」玄鉄絢
 小学生の乙女の方がイニシアチブを取って、13歳も年上の先生を振り回す様は萌え萌え。恐いモノ知らずの小学生に人生狂わされてみたいですな!

「ロッシェの限界」関谷あさみ
 1作毎に絵は上手くなる、心理描写は深くなると、一体どこまで成長する作家さんなんだ。もともとが成年コミックの方ですが、エロ描写までスキルアップしてきています。3年後とか一体どんな作家さんになってるのか恐いくらい。エロはやめないでね!

「ひみつ。」大朋めがね
 このアンソロジーで一番楽しみにしている方。この方の凄いところは、現実の持つ暗部をリリカルなオブラートで包んでスマートに描いてしまう力量。細い線と空白、時々入るコミカルな崩し。「空気」の創り方が最高です。

「アシンメトリー」きぎたつみ
 双子百合。片一方の娘の名前が奏だったり、お風呂上がりにドライヤーで髪を乾かしてあげていたりと、Candy☆Boyのオマージュか。利かん坊の奏ちゃんがダダをこねるシーンとかが可愛い!

「鬼丸さんの恋」宮内由香
 ちょっと前まで「ぼたっ」とした絵柄だったのですが、かなりシャープで少女マンガ寄りになってきたみたいです。わりと昔の野暮ったさの残る絵柄と作風が好きだったのですが、これからどの様に変わっていくのか楽しみでもあります。

「プライベートレッスン#2」ナヲコ
 この方も大ファン。しかしご本人は百合というものに試行錯誤している御様子。でも「頑張って百合をかくぞー」という意気込みは、たまこちゃんを猛烈に可愛らしくしております。例え百合マンガは通過点だとしても、絶対無駄にはなりませんし、ずっと作品を追い続けたいと思います。

「しまいずむ」吉富昭仁
 ベテランに足を半分突っ込んでいるこの方は、根源的なエロティシズムというものを見事に描ける程の力量を持っているのですが、あえて頭の悪い百合コメディを描く辺りの余裕が楽しい。毎回ラストに「しまいずむ」を読むと、程よい脱力感でボーッとなってしまう。素敵。

 …本家の「百合姫」がどこか間違った方向に行ってしまいそうなだけに、この「つぼみ」の登場は本当に嬉しかったものです。
 次回も楽しみにしております。


タグ:百合
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2009年01月29日

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 伏見つかさ

 猛烈に読みやすいノベルでした。

 前にテレビの対談で「最近の若いオタク達はマンガを読まない。難しいから。みんなライトノベルに流れてる」とか言ってるのを聞いて、いくら何でもそれはなかろう、とか思っていたのですが、これを読んで納得。

 本来なら行間を読んだり想像したりするところを、セルフツッコミ付きのモノローグで数ページにわたって懇切丁寧に説明してくれます。
 しかも最後には「〜はこういう人間だ」とか結論までつけてくれるので、これは読みやすい筈です。
 考える必要が無いですからね。

 活字に慣れるには良いノベルでしょう。

 しかしそれにしても、かんざきひろ氏のイラストの可愛らしさが強烈。
 折り込みカラーイラストなんかもう切り取って飾っておきたいくらいです。

 このイラストだけでも570円の価値はあるでしょう。





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2009年01月21日

ストロベリーシェイクSweet 2巻 林家志弦

わーい(嬉しい顔)

 やんややんやの拍手大喝采。

 何が凄いってこのマンガ、全くブレを見せずに最後までギャグマンガを貫き通したという事

 ドラマというのはお話を積み重ねていき、その頂点にてテーマを定着させるもの。
 ギャグというのは細かく崩して崩して、そしてラストで読者の予想も付かない方向に突き落とすもの。

 ドラマとギャグは作り方のベクトルが全く違うのです

 だからストーリーもののギャグマンガというのは少ない。
 積み上げても必ずそれを崩さなければならないから

 それは猛烈に難しいのです

 だからマンガに限らず、ギャグ物として始まった作品が、途中でギャグを捨ててストーリー中心に方向転換をした例は、思い返せばいくらでもあります。

 シリアスや感動に逃げてしまうのです。
 その方が楽だから


 そしてこのストシェ、感動を織り交ぜながらも最後までギャグで突き通しました。

 よほどの構成力と自制心が無いと、こんな神業出来ませんよ

 更に2巻に入り、視点をらんらん中心に切り替え、好きだと言いたい言えないのジタバタと、告白合戦における樹里亜とのトンチンカンなやり取り。
 そして15話の初夜(笑)においてのラブラブは、もうこの単行本を引き裂いてしまいたい程の大暴走の百合っぷり

 もちろん百合マンガとしても超一級です。

 片方で森永みるくさんが「GIRL FRIENDS」という正統派百合マンガを描いている横で、こちらはハイテンション百合ギャグマンガを、ものの見事に終了させました。

 このマンガと作家さんは、もっと高く評価されるべきです。

 今夜はこのマンガを抱いて寝たいものですね(笑)。




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2008年12月27日

コミック百合姫S Vol.7

○「ゆるゆり」なもり
 キャラはそれなりに可愛いので、借りてきた芸風ではなくてオリジナルを観てみたいです。

○「flower flower」石見翔子
 ニナに振り回される朱、という基本コンセプトは1話から全くブレず、それでいてしっかりとストーリーが前に進んでいるのは感嘆します。
 同じ事の繰り返しなのに、あの手この手で毎回楽しませてくれて嬉しい。
 コミックス買いました。

○「キコエルスズノネ」倉田嘘
 多分CG背景だと思うのですが、自己主張の強すぎるそれをやめるだけでかなり読みやすくなると思います。

○「月子はバカカワ」珠月まや
 コマ割りを整理してどこを見せたいかを集中させれば、楽しい筈。
 キャラクターはとても可愛いです。

○「夏といえば…」吉富昭仁
 人間の根源的なエロティシズムを描けると同時に、この様にライトなラブコメも描けるという希有な作家さん。
  植芝理一さんと同じ流れです。

○「コノハナリンク」玄鉄絢
 背景が無い〜(笑)。
 久世姉のS丸出しの表情がたまりません。

○「HONEY CRUSH」椿あす
 どんどんページが短く、大ゴマ乱用になってきて悲しい。

○「カシオペア・ドルチェ」高木信孝
 この人、本当にフリルとチュー描くの好きだなぁ。
 マンガを描くのが好きだというのがガンガン伝わって来る作品は、読んでて嬉しくなります。

○「マイナスリテラシー」宮下美紀
 なんか変な方向に進んでますよ!
 大丈夫ですか!(笑)

○「らぶきゅ〜びっく」谷村まりか
 ページは多くてお得感はありますし、基本には忠実なので、あとはハッタリを活かせれば。

○「会長と副会長」袴田めら
 この人、本当に絵が上手くなりませんしコマ割りも単調。なのにキャラクターがとても生き生きとしていて、心理描写も秀逸。
 逆にこのスキルのチグハグさが妙な魅力になっているのは否めず、もし絵が上手くなったら面白く無くなってしまうかも…?
 とても好きな作家さんです。

○「ビューティフル・ペイン」夏猫
 キャッキャウフフな作品群の中で、スパイスになっています。

○「南波と海鈴」南方純
 キャラが増えすぎてそろそろ攻略本が欲しい(笑)。
 全員ちょっと頭身が上がってきた?


 あれ、オトメキカングレーテルは?
 楽しみなのに…しくしく。




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2008年09月15日

「夕日ロマンス」 カトウハルアキ

わーい(嬉しい顔)

 絵柄は粗く、腕や足が短かったり変な方向に曲がっていたりなど、正直言ってデッサンはとても巧い、という感じではありません。

 しかし、パラパラっとページをめくっただけで猛烈に引き込まれる絵柄の勢いは凄まじく、弾けるようなキャラクターのポージングからはじまり、目の描き方のバリエーションの多彩さによる、その表情の豊かな事

 正確なデッサンではないのですが、そんなものを屁ともしない非常に高いマンガパワーを持った絵です。

 この方の作品はとにかくキャラ立ちが強い。

 ブラコンの姉とブラコンの妹が、それとは気付かない朴念仁の弟(兄)を奪い合うキャットファイトのラブコメディ。

 特に姉の方は、保健室で寝てる弟にチューしようとしたり、弟と結局のところどうなりたいのよ、という教室内での友人の問いに、「そりゃモチロンできれば○○○○までしたいです!!」とか叫んじゃう暴走っぷり。

 しかし決して下品にならず、むしろ清々しさすら感じるのは、キャラクターが読者に向かって媚びを売っていないところにあります。

 また、本来の主人公である暴走姉も、芸もなくベタつくだけではなく、しっかりと恋する乙女として恥じらったり妄想したり駄々をこねたり。

 キャラが本当に生き生きしています。

 ただ、キャラが立ちすぎているのが、逆に難点にもなっており。

 多分作者の頭の中では、この1冊の本の3倍から5倍くらいのネタがある筈で、しかもお話が進むにつれ、これまた濃い友人キャラがモリモリ登場して来ます。

 もうキャラの魅力が飽和状態になっていて、ストーリーが機能しなくなってしまうくらい。

 このキャラ立ちテンパり状態は今秋アニメ化されるヒャッコの方が著しく、キャラの数とその個性の強さを押さえ込めるだけの器が無い様に感じます

 そのせいか、もう既にヒャッコなどは原作自体がダイジェスト版の様な作りになっており、行動の隙間を埋めたり、また十分なストーリーの水増しをしたりして、構成をゼロから組み直さないと、何が何だかさっぱり解らないアニメになりそうです。

 ぶっちゃけこの、1冊しかない「夕日ロマンス」を1クールものとしてアニメ化してちょうど良いくらいじゃないかと思う次第です。

 しかし、このマンガが面白いのは間違いありません。

 粗い絵柄で描き込みも多いのにとても読みやすく、端正に整ったハンコ顔ではなく、もう1コマ1コマ全部違う表情は、何度読んでも飽きが来ません。

 「ヒャッコ」の楽しい学園ドラマも好きですが、「夕日ロマンス」で女の子達が見せてくれるジタバタ恥じらいコメディの方が、個人的には一押しです。



ヒャッコ 1〜3巻セット 著:カトウハルアキ (ソフトバンククリエイティブ)
posted by えみりおん at 07:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月01日

ストロベリー・パニック(文庫版)

※プチネタバレ注意

 読みも読んだわ1000ページ。

 もしかしたら、ここまで長い小説を読んだのって、自分の人生で初めてかも知れません。

 ブログなんかやって偉そうに感想文なんぞ書いている私ですが、実は小説は大の苦手。
 初めて1巻を手にしたとき、正直(この程度の厚さなのに)げっそりしたのを記憶しております。
 が、ライトノベルというジャンルの読みやすさもあり、スルッと最終刊まで読み終えてしまいました。

 猛烈な百合ゆりオーラにあてられて、吸い込まれる様に次巻、次巻と買ってしまい。

 いや、堪能させていただきましたよ。
 良い感じにお腹いっぱいの満足感があり。

 百合好きにはたまらない3冊でしたし、多分この後も何度も読み直して一人部屋でニヤニヤしている事でしょう。

 と、いう趣味、好みの部分は切り離さなければならないのが、感想書きの辛いところ。

 結構行き当たりばったりに書いてるなぁ、というのが感じられました。

 1巻にてルルドの泉ツアーをしていたにも関わらず、恐らく膨らませすぎてそこまで書いてたら大変な事になる、と思っての事でしょう、肝心の到着点を描かずにスッ飛ばしてしまったのにはたまげました。

 また、3巻に入ってからはほぼ全てのキャラクターが雁字搦めになって動きが取れなくなってしまい。
 それを打破させる為に登場させたジョーカーである理事長は、殆ど伏線が無いまま出され、けだし唐突。

 お話の中枢であるエトワール戦に至っては、そんなものどうでもいい呼ばわりされる始末で、ちょっと頭を抱えてしまい。

 また、前半であれほど魅力的に描かれていた「明るく素直で頑丈な渚ちゃん」は後半色あせてしまい、500ページにわたってうじうじしたあげく、主役の座をスピカのカップルにカッさらわれてしまい、何とも残念。

 とは言え、企画的にみても恐らくラストを決めずに見切り発車していた筈で、それを思うと後半の迷走っぷりも、あまり責められないかなぁ、と。

 肉欲全開のヨルヨルの暴走っぷりと、みんなが前にも後ろにも進めなくなっていた3巻で、ひとり嬉々として暗躍していた千華留さまの雄姿が強く印象に残っております。

 たくみなむちさんによる、良い具合に脱力した挿絵がとても魅力的で、2巻イラストにある襟のあるスクール水着やら、ブルマをはいた白い体操着の胸元にネクタイをぶら下げたりとか、頭のネジが半分取れかかってる様な服飾フェチデザインは、大笑いさせていただきました。

 何だかんだ言いつつ、久しぶりに良い百合ん百合んワールドに浸れました。

 一番好きだったコミックス版は再開の目処が立っていない様ですし、ちょっと出来が辛くて視聴断念してしまったアニメ版でも最後まで通して見ようかな。





ストロベリー・パニック(2)
posted by えみりおん at 03:41 | Comment(4) | TrackBack(0) | マンガ評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月23日

コミック百合姫S Vol.2

わーい(嬉しい顔)

☆カシオペア・ドルチェ(高木信孝)
 ちょっとコマ運びが見づらい部分はありますが、おにゃのこ同士の濃厚なちゅーが、もうむっちゅむっちゅと所狭しとあり、それだけでもうお腹いっぱい(笑)。

☆flower flower 2nd(石見翔子)
 シャープでキツそうな顔つきをしているニナですが、それでいてぷにっと柔らかそうな感覚を受ける絵柄はとても魅力的。
 良くしてくれる朱にお礼を言いたかったのに、ニブちんの侍女に代わりに言われてしまい、機嫌を悪くしてしまったニナとオロオロする朱、という安定して楽しめるパターンが既に出来上がっています。
 キレ物っぽいオカマの兄様がニナに囁いた「貴方の人生短いかも知れないんだし」など、べったりコメディの中に鋭い仕掛けもあり。
 ただこれ、百合の必要性が無いんだよなあ(笑)。

☆乙女色StayTune(藤枝雅)
 生天目×能登がモデルっぽい声優百合マンガ。
 声優と言ってもアニメのアフレコ現場等ではなく、ラジオ収録が舞台。
 公共電波で発信している事が前提のトークなので、露骨に表には出せない百合心の葛藤が何ともステキ。
 これは設定の勝利ですね。

☆マイナスりてらしー(宮下未紀)
 非常に古い頃の単行本は持っているのですが、それ以来ちょっと離れてしまい、久しぶりにこの百合姫Sで見たら、別人が描いてるのでは、と本気で思ってしまった程、画力もストーリーも素晴らしいものになっており、驚いてしまいました。
 昔の絵柄は、確かにとても美しかったのですが、キャラクターに精気が無く、お人形さんの様な感覚でしたが、表情からポージングから魅力たっぷり。
 最近の単行本、漁ってみます。

☆南波と海鈴(南方純)
 今回一番のお気に入り。
 息抜きコメディマンガの筈が、かる〜くハートフルな味付けを加えただけで、ここまで魅力的になるのか、とびっくりです。

☆黒い瞳の魔女(袴田めら)
 百合姫に初登場した頃は、そのかなり辛いデッサン力にヒヤヒヤしたものでした。
 正直今でもその辺は残っていますが、お話やキャラの絡みに、時折ゾクッと来るエロチシズムがあり、今注目している作家さんです。

☆オトメキカン グレーテル(すどおかおる)
 パワフルな百合という新ジャンル(笑)に果敢に挑戦。
 基本オドオド系の受け身主人公ですが、リアクションがいちいち可愛らしく、強いサブキャラ二人に決して負けていません。
 確かに絵柄は荒いのですが、恐らくこれをスマートに直してしまったら魅力が無くなってしまう事でしょう。
 絵が整っているか、というのは、マンガの面白さに直結するものではありませんしね。

 今回も満足な一冊でした!

posted by えみりおん at 22:59 | Comment(0) | TrackBack(2) | マンガ評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月02日

「でじぱら」1巻 高木信孝

 百合っぽい姉妹に可愛い下着姿をバンバン出してサービスしてくれるのは、さすが高木信孝さん。

 で、本屋でパラパラ見たら、AV関係の啓蒙マンガみたいだったんで買ってみましたが、ん〜微妙かなあ。

 家電にさして興味のない主人公に、AVの精とAVオタクの三人の美少女がツッコミまくる、という展開なのですが、視点が主人公じゃないんですね。

 作者のほとばしる熱い情熱は、三人娘のマシンガントークで語られ、主人公の少年は殆ど意味も解らず「はあ、そうなんですか」という状態。
 しかも主人公が、違いがあまり解らないとか、簡単に買い物を済ませようとかすると、ヒロインから人格否定に近い形で罵られる、というのは、なっかなか読んでて辛かった。

 仕事帰りに飲み屋のボロいテレビで野球をチラチラ観るのが楽しみな人だっている訳ですし、なんかこのヒロイン達、そーゆー人達にまで画質がどうのとかツッコミを入れ、ひとしきり演説し終わり気が済むと、スタスタと勝手に帰ってっちゃう様な感じで。

 一応「人それぞれ」とか「最後に決めるのは自分だ」とか申し訳程度にフォローは入れていますが、これは視点の据え方にミスってるかな、という感が。

 三人娘の方を主役に据えて、彼女達の暴走とそれによる空回りと大失敗、というコメディにして、その中に「でもやっぱりAVが好き」という形にすれば、万人に受け入れられ易かったのでは、と思います。

 しかしこの方の服飾に関するフェチっぷりはかなりのもので、毎回服のデザインを変えてきて、しかもそれがフリルヒラヒラのとか、すっごく手間のかかりそうなのばっか。
 女の子のインナーへの拘りも凄く、好きでないと描けないよなぁ、と感心してしまいます。

 画集も持ってますし、ファンでございますヨ〜。

posted by えみりおん at 18:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月18日

『電脳コイル 1巻』宮村優子(原作:磯光雄)

わーい(嬉しい顔)

小説版のネタバレを含みます。

 アニメ版の設定をもとに、脚本家の宮村優子(当然、アッチのみやむーではない)さんが独自の解釈で描いた小説。

 とにかく、日本語が美しい。
 日本語が正しい、ではなくて美しい。
 キラキラしています。

「イサコ」
ぎょっと天沢さんが黙った。
「その代わりにそう呼んでいい」
「いやよ」
「イサコ」
「いやだって言ってるでしょ」
「いやなことされるのが好きなくせに」


(C)宮村優子、磯光雄、徳間書店


 本文紹介のカバーにも書かれている部分なので紹介してしまいますが、一部ネットで有名になってしまった(笑)一節。

 小説版のヤサコも物腰は柔らかいのですが、かなり芯が強く、この部分を字面だけで見るとヤサコのサディスト的な部分だけが目立ってしまうのですが、実はこの後に来るト書きが美しい。

だれか、と思った。
だれか、わたしたちを見ていて。わたしたち小此木優子と天沢勇子はおそらくいま、これから先何十年かを生きて行く中で、一秒も抜き差しならないいちばん「もと」の時間にいる。今日ここ、この瞬間が出発点になる。


(C)宮村優子、磯光雄、徳間書店


 デンスケが行方不明になった時にフミエが言った言葉「こどもは泣かない」。

 大人は泣くのである。
 泣くことで人の注意を惹き付けたり、頼ったり、コミュニケーションを円滑にしたりする。

 小説版オリジナルキャラである前の街での親友「タラちゃん」は、そんな「子供や大人」といったものを超越した存在だった。

 しかし、彼女はもういない。

「あたしを、あなたが失っただれかの代わりにしないで」

(C)宮村優子、磯光雄、徳間書店


 弱みを見つけたイサコは追撃する。
 そこで、ヤサコは先の言葉を発します。

「イサコ」

(C)宮村優子、磯光雄、徳間書店


 この対峙した少女達のきらめき。
 一巻目最高の見せ場です。

 ラスト近く、タラちゃんに「自分はだいじょうぶだよ」と伝える力を、電脳力が欲しい、とメガばあにすがりつくヤサコ。

 それを受けた、メガばあの台詞が心に染みます。

「こどもに冒険をおしつけるのは、われわれおとなの都合というわけかのう…せつないのう…」

(C)宮村優子、磯光雄、徳間書店


 とても美しいジュヴナイルです。

posted by えみりおん at 15:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月29日

電撃萌王 2007年8月号

○こはるびよりアニメ化
 ん〜、静観。

○ジンキ復活プロジェクト
 「JINKI GALS COLLECTION」とされ、どうやらロボは無かった事にして、萌え一本で今一度勝負かけてきた、という事でしょうか?
 ぶっちゃけ、女の子のキャラ絵柄だけに限定すれば、私かなり好きなので、これはこれで楽しませて頂きます。

○こはるびより
 ゆいがちゃんと自我を持っているのが良いですね。
 前に海へ行く話で、ゆいが癇癪をおこして村瀬にマジで怒鳴りつけるシーンがあり、結構ドキッとしたものですが、血が通ったキャラというのはそういうものです。
 今回も久遠がやはり癇癪をおこし、それに対してゆいが結構厳しいフォローを入れたりしており、ぬるま湯べったりの萌えマンガの中、強く楽しいお話になっています。

○乃木坂春香の秘密
 まれに…いえ、時々…いえ、結構、デッサンがヤヴァい事になってたりしますが、このデッサンの狂い方はエロマンガ的な狂い方で、これは正しいと思います。
 おっぱいが好きだとどんどん奇乳になったり、太ももが好きだとそこだけ強調されたり、とまさにそれ。
 どんどん人を選ぶ絵柄になっていますが私は好きです。

○もえたんアニメ化
 キャラデザは秀逸。なだけに、これが本当にまともに動かせるのだろうか、という不安が。
 ヒロイン三人のぱんつ設定(それぞれ前+後ろショット)はもうちょっと大きめに掲載して欲しかったぞ!

○おまかせ!さやなのもえろ部
○小学生戦隊ペタリコン
 もう乳首と縦スジさえ切れ端ででも隠せば、何でもアリアリという開き直りっぷりがスゴイ。
 マイナー雑誌だから出来る悪ふざけです。
 好きですよ、ええ。

posted by えみりおん at 01:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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1話切り AKB0048 Angel beats! Another ARIA Aチャンネル BACCANO! BLOOD-C B★RS C C3 C3部 CANAAN Candy boy DARKER_THAN_BLACK GA GJ部 GOSICK HEROMAN Kanon NEEDLESS NO.6 Pandora Hearts PIPOPA RDG sao SF映画 STAR_DRIVER TARI TARI TIGER & BUNNY TVスペシャル UN-GO white album WORKING!! あさっての方向。 あだち充 あっちこっち あの夏 あの花 いつか天魔の黒ウサギ いぬぼく。 うさぎドロップ うぽって!! うみものがたり えびてん えん魔くん おおきく振りかぶって かなめも きんいろモザイク くじびきアンバランス けいおん!! けいおん! げんしけん こどものじかん これはゾンビですか? さくら荘のペットな彼女 ささみさん ささめきこと さらい屋 五葉 さんかれあ じょしらく そふてにっ そらのおとしもの それでも町は廻っている たまゆら ちはやふる つり球 とある科学の超電磁砲 とある魔術の禁書目録 となりの怪物くん とらドラ! にゃんこい! のだめカンタービレ はがない はたらく魔王さま! はなまる幼稚園 ひだまりスケッチ ぽてまよ まおゆう ましろ色 まどか☆マギカ まほろまてぃっく まよチキ! まりあ†ほりっく みつどもえ みなみけ むろみさん めだかボックス ゆゆ式 ゆりるゆり ゆるゆり よみがえる空 れでぃ×ばと! わんおふ アイドルマスター アカギ アクエリオン アクセル・ワールド アザゼルさん アスタロッテのおもちゃ! アスリード アニメ映画 アマガミSS イカ娘 インフィニット・ストラトス エヴァンゲリオン オオカミさんと七人の仲間たち カイジ カサヰケンイチ カードキャプターさくら ガンダム ガールズ&パンツァー キミキス キャシャーン キルミンずぅ キルミーベイベー キングゲイナー ギルティクラウン クライムエッジ クラナド クロスゲーム クロワーゼ グレンラガン ココロコネクト コミック ゴシック サムライガールズ サンレッド シムーン シャングリ・ラ シュガシュガルーン シンフォギア ジュエルペット スケッチブック ストライクウィッチーズ ストロベリーシェイクSweet ストロベリー・パニック! セイクリッドセブン ソ・ラ・ノ・ヲ・ト ダンガンロンパ ダーティーハリー デジモンクロスウォーズ デッドマン・ワンダーランド デュラララ!! ドラゴンクライシス! ドルアーガの塔 ドージンワーク ニコニコ動画 ニャル子さん ハヤテのごとく バカとテストと召喚獣 バスカッシュ! バンブーブレード パパ聞き パンスト ヒャッコ ビビパン ビューティフル・ドリーマー ピクサー フォトカノ フォーゼ フタコイ フラクタル ブラッド・バード プリキュア プリティーリズム ベン・トー ペットな彼女 ペルソナ ホライゾン ポルフィの長い旅 マイメロディ マジカノ マジンガーZ マリー&ガリー ミチコとハッチン ミルキィホームズ ムント モーレツ宇宙海賊 ヨスガノソラ ライドバック ラグランジェ ラストエグザイル ラブライブ! リストランテ・パラディーゾ リルぷりっ ルパン三世 レヴィアタン ロウきゅーぶ! ローゼンメイデン ワタナベシンイチ ワタモテ ヴァンパイアバンド 世紀末オカルト学院 中村健治 亀垣 一 二舎六房の七人 井出安軌 亡念のザムド 京都アニメーション 人類は衰退しました 仮面ライダーオーズ 仮面ライダー電王 会長はメイド様! 佐々木政勝 佐伯昭志 佐藤卓哉 佐藤竜雄 佐藤順一 侍戦隊シンケンジャー 俺たちに翼はない 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 倉田英之 傑作 僕H 僕等がいた 充電ちゃん 八谷賢一 出崎統 前川淳 化物語 化猫 名探偵コナン 君と僕 君と僕。 咲-Saki 咲-saki- 四畳半神話大系 坂井久太 坂道のアポロン 堀口悠紀子 変ゼミ 夏のあらし! 夏雪ランデブー 夢喰いメリー 大地丙太郎 大正野球娘。 大関雅幸 大隈孝晴 大魔神カノン 妹がいる! 学園黙示録 宇宙戦艦ヤマト 宮崎駿 宮繁之 富野由悠季 小林利充 小林治 小林靖子 小野学 屍姫 屍鬼 山内重保 岡田麿里 岸誠二 川口敬一郎 庵野秀明 怪談レストラン 恋姫†無双 恋愛ラボ 戦国BASARA 戦国コレクション 戦国乙女 放浪息子 斎藤久 新世界より 新房昭之 日常 星の海のアムリ 星空へ架かる橋 最終話 望月智充 未来日記 東のエデン 東京マグニチュード8.0 桜井弘明 桜蘭高校ホスト部 桜見かつし 森田さんは無口。 森田和明 横手美智子 水上清資 水島努 氷菓 池畠博史 河森正治 洋画 涼宮ハルヒの憂鬱 渡辺はじめ 渡辺敦子 渡辺明夫 瀬戸の花嫁 特別編 狼と香辛料 猫神やおよろず 琉神マブヤー 琴浦さん 生徒会役員共 田中宏紀 田中将賀 男子高校生の日常 百合 百合姫 真マジンガー 真・恋姫†無双 石立太一 神のみぞ知るセカイ 神山健治 神様はじめました 神様ドォルズ 神無月の巫女 福田道生 第1話 第1話 細田守 細田直人 絶対可憐チルドレン 絶望先生 織田信奈の野望 聖痕のクェイサー 自主制作 花咲くいろは 西村純二 西田亜沙子 視聴断念 谷川流 貧乏神が! 超くせになりそう 輪るピングドラム 迷い猫オーバーラン! 進撃の巨人 邦画 鉄のラインバレル 鉄腕バーディー 銀河へキックオフ!! 長井龍雪 陸上防衛隊まおちゃん 雑破業 電波女と青春男 電脳コイル 青い文学シリーズ 青い花 飯田里樹 馬越嘉彦 高屋敷英夫 高橋丈夫 高橋龍也 鬼太郎 魍魎の匣 魔乳秘剣帖 魔法使いTai! 黒執事 1話切り
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