
派手な動きはありませんし作画枚数を抑える演出も目立ちましたが、背景のレベルが高いため、それだけでお話が持ってしまった恐ろしさ。
少女セクトを彷彿させる小粋なやりとりとかも楽しいでしょうか。
つかもー、アバンで布団上げてこいこいするおねーちゃんと妹のスパッツお尻アップのカット。髪がパサリと落ち「…おじゃましまーす」までの流れだけで、もうご飯三杯いけますよ。
あれもこれもとがっついて、ゴテゴテ付加価値を付けすぎる昨今、百合だけに絞りきった企画は勇気がいったかと思います。
これだけニッチな作風でも伸び伸びと描けるのも、ネット配信の強みでしょうね。
MAD素材としてひたすら動かす事に終始しているペンギン娘とこの作品。
静と動をはっきり別けた企画は、潔くて良い感じ。
どのくらいのスパンで配信されるのかは解りませんが、ゆっくりと余裕を持って作って欲しいものです。