待ちに待った銃撃戦…でしたが、「痛快な戦争アクション」でもなく、「悲惨な戦争」でもなく。
そもそも彼らが何の為に戦っているのかが希薄。
アバンナレで表現の自由とか言っていますが、実際のドラマの中ではそれに対する言及が非常に少なく。
今回、郁が外された事に対し彼女自身の葛藤としては、部活動のレギュラーを外されてしまいました、くらいの描写。
いやだから、人を殺すんでしょ?
人に殺されるんでしょ?
なんか右に寄っても左に寄っても、色々な所から文句が来そうだから、その辺の描写は無難に避けました、みたいな感じがして気分が悪い。
表現の自由を護る、という戦争をしているという設定のこの作品自らが、表現の幅を狭めているというこの情けなさ。
戦闘描写や青春群像劇の「パート」だけ見ればそこそこ悪く無い作品なだけに、根幹のテーマを自ら否定してしまっている様な作りに、絶望感が。
視聴断念。
ココロ図書館 1