これはしっかりと物語を作らないつもりだな、と解り。
水木氏のマンガは行き当たりばったりが殆どで、起承転結だのドラマツルギーなど、英国の大学ででも教えそうなモンはありません。
(念のために言っておきますが、当然褒め言葉です)
その昔、「悪魔くん」を立ち読みしてて、その衝撃的な最終話に腰を抜かしそうになったのを未だに覚えています。
今まで通り普通にお話が展開していて、そしてラストの二コマ。
悪魔くん、ソロモンの笛を落とす。
「あ、なくしちゃった」
悪魔くん、去る。
「まあいいや」
完
こ、これで終わりですよ。
何の伏線もありませんよ!
手元に本は無く、記憶のみの再現ですが、本当にこんな感じでした。
どうやら、このトンチキな水木ワールドを本気で再現しようとしているみたいで、この様な物を創れるまでに日本のアニメ界も爛熟期に入ったか、としみじみ感じました。
理解されるか否かはもう別。
ブンカのハナ咲くニッポンばんざい。
三池崇史監督、水木しげる、京極夏彦らによるプロデュースチーム「怪」が手掛けた冒険ファンタ...