すみません、久しぶりに相当キツい感想書きますので、以下今回のシゴフミが好きな方は、絶対に開かないで下さい。
はっきり言って胸くそ悪い。
と言いますか、吐き気がしました。
ほら、イジメってこんなに酷い事なんだよ、と単純に晒しただけで、その先に何も見えません。
一応取って付けた様な「弱肉強食」みたいなモノはありますが、いやイジメってそんな1+1=2みたいなもんじゃないでしょう。
クラスで誰一人として躊躇したり哀れんだりする者がいないのも嘘っぽい。
全員の意識がまるで一つになっているかの様な描写は、イジメ問題に対してあまりに無神経過ぎ。
ましてや、クラスメイトが自殺した直後にまた連続してイジメなんて、病んでいるとかを軽く通り越して、もうファンタジーです。
2ちゃんを意識したような掲示板の書き込みもセンスが悪く、全体的に今回は演出も作画も冴えず。
死、そして今回はイジメも加わりましたが、それらを作品にして公共の電波に乗せるという事は、今現在イジメにあっている人々、そしてそれに耐えきれずに自殺していった人々の、声なき声を代弁する責任が発生する筈です。
作品を作る、という事はそういう事ではないのでしょうか。
私も時代劇を観たりして悪漢が斬り殺されるとスカッとしますし、絶望先生の様なブラックなギャグも好きです。
しかしそれらはしっかりと「勧善懲悪」や「スレスレの状況を笑い飛ばす」という形で昇華しています。
この様な根深いテーマをこんな程度のお話で扱う、という倫理観の欠如には、シゴフミスタッフの神経を疑いました。
お目汚し失礼致しました。


