true tears 第６話「それ…なんの冗談？」

　ひいぃぃ、赤いシリーズ再び！？
　ラストのＢＧＭの盛り上げなんか、またアレまんまじゃん。

　とにかく今回は葛藤、葛藤、また葛藤。息つく暇も与えてくれず、ひたすら拳を握りしめる様な展開。

　疲れました。

　しかし、救いなのは演出に品位があるので、あまり不快感が来ない、という事。

　その堂々としたヒールっぷり全開のママンが回想で比呂美に告げた下品な言葉は雪で隠し、重かった今回のシメを乃絵ちゃんのお尻フリフリで閉じたりとか。

　で、異母兄弟の件はまあ間違いなくフェイクかと。

　「かもしれない」とぼかしている上に、ブチ切れた比呂美がその言葉を返した時のママンが「えっ、あんな事真に受けてたの？」みたいな妙なリアクションを取っており。

　多分パパンの本命は比呂美ママだったとかで、それを根に持っていた眞一郎ママンが、良い捌け口がノコノコやってきた、とばかりに舌が上滑りしてしまった、という所ではないでしょうか。

　ただまあ、正直赤いシリーズはもう勘弁、という感じ。

　しかしいつも引っかき回す役割の乃絵が、今回はこの重い話の息抜きとして、しっかりピエロの役割を果たしていてくれました。

　自分で飛べと言っておきながら、「じゃはっきり言うが、ほっといてくれ」といざ眞一郎に突き放されたら、捨てられそうになった子犬よろしくベルトを掴んで哀れな顔をする乃絵がメチャクチャ可愛く。

　バスケの練習で女の子のおっぱいが無意味に揺れていたのも、見逃しはしないぞ。

　前半褒めまくって後半からアレヨアレヨとなってしまった、前期の赤いシリーズの二の舞にだけはならないで下さい…！



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Comments

大映テレビいいよねぇ！
私もブログで書きましたが、やっぱり歳がばれそうで...

Posted by えままま at 2008年02月10日 14:11

今回、ストーリのマイユア化の是非はともかくとして、脚本と演出にキレがあり、見入ってしましました。
この作品は演出が弱いと思っていたのですが、今回ラストの中庭のシーンは良かった。青い光を月光に見立てて夜のシーンを眩しく演出し、ファンタジックな雰囲気の中で比呂美に衝撃の告白をさせる。そして呆然とする眞一郎の横を比呂美がすれ違うシーンは、カメラを変えて３カット描写。実写ドラマではよくあるカメラワークですが、アニメで見るとは思わなかった。
脚本的には乃絵の投入タイミングが絶妙でした。重苦しい話に一服の清涼剤、マイユアの金朋先生キャラの立ち位置になってきていますが、この娘は主役のはずでは？

> 多分パパンの本命は比呂美ママだったとかで
うーん、眞一郎ママンの本命が比呂美パパだったという線で考えていました。過去の本命を比呂美ママに奪われ、溺愛する息子も比呂美に奪われるかも、となれば辛く当たるのもわかります。しかし、ママン役の高橋理恵子さん、こういうヒール役が上手いですねぇ。

Posted by ショートカット萌えなんだ at 2008年02月10日 15:26

>えままま さん

ブログ拝見させて頂きました。
宇津井健さんとか石立鉄男さんとか、そちらで育った世代ですね。
私も姉が好きで、良く見ていましたデスヨ。


>ショートカット萌えなんだ　さん

シリーズ構成及び脚本の岡田麿里さんは、原作付きだと結構やる気無さそうなんですが（笑）、オリジナルですと良い脚本を見せてくれます。
乃絵の挟み込みも同感で、レッドガーデンやペルソナみたいに始終圧迫されている様な感じではなく、上手く息抜きをしてくれるので、気持ちよく観られます。

ママンの件はそちらの予想の方がしっくり来ますね。
いずれにしても良いヒールっぷりです。

３カット描写とか、ハーモニー処理とか、西村さんの演出には出崎さんの影響が結構出ていて、その辺も楽しいですね。

Posted by えみりおん at 2008年02月12日 08:04