髪の毛ビンタにお約束の届かないノブ、視聴者が気を許した所への唐突な登場とか、目が覚めた様に冴えた演出。
くしゃくしゃで汚れた室内ジャージをクラスメイトに見られるカットなど、事の深刻さを浮き彫りにしたシーンを見るに、タイミングなどの狭い意味での演出を越えた上での、しっかりと地に足の着いた話作りが頼もしい。
演出・絵コンテは「LOVE LOVE?」や「ヒットをねらえ!」の高橋丈夫さん…。
えーっ、そうなんですか。とりあえず今後、要チェック。
また今回は原画も素晴らしかったのですが、その原画を全て台無しにするセンスのカケラも無い動画が悲しかった。スタッフロール見たら、なんか三文字の皆さんですし。
深紅にアリスゲームを持ちかけられた雛苺は、それを拒否。
そしてそこに返される言葉。
深紅「どうして?」
当然疑問形ではない。もとよりちゃんとした答えを期待していない、だだをこねる子供の頭越しに投げかけられる、そんな言葉を、沢城みゆきさんは見事な演技力で放ちます。
エヴァンゲリオンの綾波から始まった「無表情系キャラ」。その亜流は一山いくらで掃いて捨てるほど出ましたが、本家綾波を越えるキャラは多分まだ一つも出ていません。
その原因の一つは、役者さんの演技力にある筈です。
無表情系なら楽ちんね、ただぼーっと喋ってれば良いんだから、という声が聞こえてきそうな中、林原めぐみさんの無表情の中の表情を読み取った人は何人いる事でしょう。
無表情系キャラというのは、本来一流の役者にしか演じられないような、極めて難しい役柄なのです。
鉄面皮の裏にある真紅の心が見え隠れするからこそ、人形という存在の神秘性が引き上げられ、その一方で、トイレの件などでのギャップが際だち、視聴者は反射的に笑ってしまう。
デ・ジ・キャラットで「ぷちこにゅ」とか言ってお披露目されたゲテモノアイドル声優が、今や押しも押されぬ実力派若手声優となって、頼もしい限りです。
話が声優に流れてっちゃいましたが、このレベルを維持してくれるのなら見続けたい所。
一度は視聴断念宣言はしましたが、様子見で視聴続行させて頂きましょう。
タグ:高橋丈夫
ひちぴちピッチ見るぐらいだったら、レジェンズみなくっちゃダメだってば。
同じ三文字さんたちでも、レジェンズは違うんだってば。
つか、英語A太もそうだったんだ。英語ペラペラ?
2クール目までの予告なんかも、掛け合い漫才上手いし。
で、第2話みました。
バトルシーン、スピードある部分はよいけど、
ところどころ流れが途切れるのね。
エンストして、かっくんかっくんという感じ。
まだスタッフの足並みが揃ってない感じがひしひしと。
ちぐはぐ感はかなりありますが、世界観的には好みなんでとりあえず見続けてみます。