とにかくロング、ロング、ロング。
安易に顔アップやバストショットに逃げずに、なるべく全身が映る様にフレームを収めています。
アニメーターが一番嫌がる、という正面奥から手前に向かって歩いてくるショットも2カットほど確認しましたし、バス待ちシーンの超ロングで、豆粒みたいな子供が走り去るカットなど、のけぞってしまいました。
今時こんなアニメーター泣かせのコンテ描くなんて、
そして父親が登場してまた驚いたのが、その巨大感。
ポルフィ達目線の時は常に下から、父親から目線の時は常に上からのショット。
構図もそうですが、キャラクターデザインとしてアンタ巨人症じゃないの、というくらいのデカさ。
この身体的な大きさが、父親という恐ろしく大きな存在として、目で見る説得力となっています。
これら実写寄りのレイアウトですが、やはり作画が微妙に応えられていない部分もあり。
また、1話の頃からずっと違和感があった、緻密な背景と単純化されたベタ塗りのキャラとが見事に剥離してしまっており。
しかし1年もあるのですから、その内足並みが揃ってくると思います。
それまで惹き付ける魅力を保持して欲しい所です。
特注トミカ KM観光バス


