バンブーブレード 第１０話「宮崎都の憂鬱と初大会」

　うーん、面白い。

　隙を見せないタマちゃんに対し、一つしか取れなかった、とキーホルダーを返す礼美。
　そしてその礼美に対してあのミヤミヤが極端にビビる描写。
　そのミヤミヤからダン君の誕生日だと言われて、DVD-BOXを諦めてパパにプレゼントするタマちゃん。

　何と言ってもキャラの魅力と、それを引き出すシチュエーションなどの構成力の巧さですね。

　意外やミヤミヤも、自分に絡んでくる礼美で迷惑をかけられない、とアルバイトを辞めたり、幼いタマちゃんをちょっと可愛く思う一面も見せ。
　精神的な脆さが弱点だったタマちゃんも、接客のアルバイトで少しだけれど成長して。

　コンビニに吸収された酒屋で理不尽と戦う親を見て立ち上がる、コジローのサイドストーリーも良い感じ。

　微妙な作画乱れはありますが、メリハリのある構図や、キャラクターデザインがしっかりしているのか、各キャラのポージングがとても魅力的な為、剣道シーン以外はさほど気になりません。

　同じくお話は妙に急いでいる感はあり、粗削りな所はありますが、それを補って余りあるキャラの魅力と構成力。

　これは切らなくて本当に良かった作品です。



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