「あんたとセックスしてるだけの女を
あたしの母親だなんて言わないで」
あたしの母親だなんて言わないで」
この「親のセックス」という生々しい台詞をよくぞ入れてきたな、と感心しきり。
スタッフのこの作品に対する向き合い方というのがはっきりと解る台詞です。
そしてこの作品は様々な仕掛けが絶品。
先の食卓でのシーン。
朱里が義母に対する気持ちをぶちまけるシーンで、彼女はゲロまで吐きそうになるくらい食べ過ぎたお腹で、義母の作った食事を一口つまんで食べているのです。
彼女が悪い訳で無いのは解っている。
しかし、憎い父親と汚らしいセックスをしている女、というのが頭をよぎり、あそこまでの悪態をついてしまう。
義母の作った食事を一口食べる事で、朱里は自分の罪を贖おうとしているんですね。
他にも、自分がどんなに成長してしまったかを、鉄棒の段差を順に確かめて行く行動で見せる演出。そして実際に子供の頃と同じ動作(鉄棒)をしてみて、その感覚で先生の事を思い出す、という見せ方。
更に、悪趣味なまでに優勝盾やトロフィー(権威の象徴)を並べ立てた校長室でのやりとり。
悪役の教頭と、実は理解有りそうだけれど癒着絡みで生徒の側に付けなさそうな校長の微妙な力関係など。
一見、単純そうなギャルアニメに見せかけて、相当深い仕掛けを仕込んで来ている作りは、とても興味深いところです。
後は、壊滅的な作画を何とかして欲しいんですが…。
このアニメ、本当に作画で損をしています。
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