マリア様がみてる〜春〜 第２５話「青い傘」

　先週の見てて思ったんだけど、これ、誰が見ても祐巳の勝手な思い込みにしか見えないんですよね。もっと飛び道具や小技を使ってミスリードしてくれないと、「あたしの勘違いだったのね、テヘ」というオチが常にちらついてしまうのが辛い。

　真美さんって初登場だっけ？　目がぱっちりしたショートカットで、なんか妙に気合い入った作画、声が斉藤千和で、ちょっとひいきしたくなっちゃいます。

　関係無いけど、この作品に限らずよく見かけるシーンとして、例えば引き戸が開くスライド処理。演技してないんですよね。一直線にスーッと開いたりして。
　元気な子供が開く引き戸と、おだやかなおばあさんが開く引き戸とでは、当然開き方が違いますよね。一回手を掛けてクッと動いてからその後開くとか、また開き終わりに力を抜くと上品な雰囲気が出たりするし。

　こーゆー処理とかするスタッフの方にも、是非演技を意識して欲しいものです。

　おばーさんに中等部の先生そして加東景。多分重要なキャラなんだろうけど、いかんせん掘り下げをしている時間が無いのが残念。

　原作ファンの拘りが強くて踏み込めないのだとは思うけど、一回分解してアニメ用に組み立て直す勇気を持って欲しい気もします。