
多少想い出補正が掛かってる事を覚悟していましたが、いえいえなんの。
猛烈に面白かった。
ブリッジに上がった早瀬とクローディアの何気ない日常会話で、神経質な早瀬と大らかなクローディアの性格の違い、そしてこの艦内での力関係を端的に、しかし印象強く見せてくれ。
また、地上をカメラで撮すときは必ずと言って良い程、天井にマクロスの腹をフレームに収めており、いかにこのマクロスが巨大であるかを潜在的に見せつけてくれます。
マクロスを中心に栄えていた町なだけに、それが飛んでってしまったらこの商店街はあがったりだ、と嘆く町内会長。
進宙式のパレード、軍のアクロバットショー。
政治や暮らしも、しっかりと描写されています。
「艦内は禁煙です!」というギャグ小ネタも、(後付けかも知れませんが)ラストシーンへの布石となっており、結末を知った上で観ると、また新しい発見が。
勿論、歩幅と移動距離が合ってなかったり、セル引きパンがカクカクしていたりとか、粗はあります。
しかし猛烈なパッションと大きなうねりが見えているので、そんな小さな事は気になりません。
まあ後半のショボいグダグダ展開やら、勢い余って豪快に脱線したりもするこのアニメですが、一つの時代を作ったアニメとして、まだまだ語られるべきかと思います。
さすがに全話感想は辛いかも知れませんし、その前にちゃんと全話放映するかも解らず。
気が向いたら感想を書きます。