力が無くなった事に対して、結局は「変わらない方が良い事もある」という結論になるのですが、そこに至るには一度変わった世界に対しての喜びを大きく見せてくれないと説得力が出ないかと。
少なくとも今まで本くらいしか娯楽が無かった千波美にとって、新しい世界は目が眩むような楽しさがある筈で、それにトチ狂わないのは不自然だと思いますし、その描写を入れなければ、圭子の「海老原さんっぽくなくて」の台詞が生きて来ない訳で。
光太郎の言動もフラフラしていて掴み所が無く、少なくとも先週のラストシーンまでは千波美に対しての恋愛感情は殆ど見えなかったのに、今回の唐突感はやはりいきなり過ぎかと。
いなくなって初めて気付いた、というのをやりたかったのは解るのですが、色々とその前の準備が抜けている感が。
今回は作画も振るわず。
次週に期待しましょう。