で、本屋でパラパラ見たら、AV関係の啓蒙マンガみたいだったんで買ってみましたが、ん〜微妙かなあ。
家電にさして興味のない主人公に、AVの精とAVオタクの三人の美少女がツッコミまくる、という展開なのですが、視点が主人公じゃないんですね。
作者のほとばしる熱い情熱は、三人娘のマシンガントークで語られ、主人公の少年は殆ど意味も解らず「はあ、そうなんですか」という状態。
しかも主人公が、違いがあまり解らないとか、簡単に買い物を済ませようとかすると、ヒロインから人格否定に近い形で罵られる、というのは、なっかなか読んでて辛かった。
仕事帰りに飲み屋のボロいテレビで野球をチラチラ観るのが楽しみな人だっている訳ですし、なんかこのヒロイン達、そーゆー人達にまで画質がどうのとかツッコミを入れ、ひとしきり演説し終わり気が済むと、スタスタと勝手に帰ってっちゃう様な感じで。
一応「人それぞれ」とか「最後に決めるのは自分だ」とか申し訳程度にフォローは入れていますが、これは視点の据え方にミスってるかな、という感が。
三人娘の方を主役に据えて、彼女達の暴走とそれによる空回りと大失敗、というコメディにして、その中に「でもやっぱりAVが好き」という形にすれば、万人に受け入れられ易かったのでは、と思います。
しかしこの方の服飾に関するフェチっぷりはかなりのもので、毎回服のデザインを変えてきて、しかもそれがフリルヒラヒラのとか、すっごく手間のかかりそうなのばっか。
女の子のインナーへの拘りも凄く、好きでないと描けないよなぁ、と感心してしまいます。
画集も持ってますし、ファンでございますヨ〜。