
陰湿ないじめはくどいくらい描写するのに、前後のフォローが無いので、インパクトの強い「いじめを描きたかった」だけとしか見えず。
特にエピローグ時に他の生徒達なりのリアクションを見せていないのが、猛烈に後味悪く。
いじめ発端の理由も曖昧なので、胡蝶三姉妹に精神的に支配されて「操られていた」という解釈が有力です。
ただ、この時点で既に胡蝶三姉妹は「人知を越えた異界のモノ」ではなく、ただのいじめグループのリーダーというショボい存在になってしまい、胡蝶三姉妹のファンとしてはもうシオシオなんですが、まあセイの存在を見越しての事なのかなぁ、という事で百歩譲って。
それとは逆に、単純にその切っ掛けを描くシナリオ的な力量が無かっただけで、いじめは確実に存在していた、とも考えられます。
そう仮定するとラストシーン、桃香に依存しきった桃花は、好きな人にだけに愛されれば、もうこの世の事なんてどうでもいい、というセカイ系みたいな結論に収まったとも解釈出来ます。
桃花の心は、桃香達仲良しグループ内だけで世界が閉じ、しかしその実、いじめはシカトという形で最終話まで続行していた。
とかね。
でも、こんな深読み意味無いんだろうなぁ…。
わざと答えを出さずに解釈を視聴者にゆだねる、とかではなく、単純に説明不足なだけ。
まあ、犬に噛まれたと思って忘れましょう。