技術云々は置いといて、ナルシズムとロマンチシズムが溢れる様に言葉となって出てきています。
ナルシズムと言っても高慢とかソッチ系では無く、桃花に自分を重ねて酔って書いている、という意味ですネ。
11話や13話の様な、外殻をオモチャにして遊ぶ系の人もいれば、この様に内にと入って行く人もおり。
「書いている人」が丸々見えてしまって、面白い。
技術的には、このシナリオに演出が付きキャラクターが作画にて演技する、という事まで頭が回っていない様で、ライトノベルのト書きを全部モノローグで読み上げてしまった様な感じ。
また心を描きたい、というのは解るのですが、上層部に留まっており、「綺麗な部分」しか描けない、若しくは描きたくない、というストッパーがかかってしまっているのが残念。
絵コンテはこの作品ではシリーズ構成を担当していますが、本来は演出家である望月さん。
つか、なんでこのシナリオを担当するのかナー?(笑)
モノクロだった画面に差し込む様にして横切る色の帯、そしてその色の名前が持つ響きの美しさ。
このシーンは実に美しかった。
こんな所ですか。
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