また、小さなところですが日菜桂の「そう簡単には太鼓で戦おうなんて思えないと思うんですけどねぇ」のカット。格子窓ごしに日菜桂と明日夢の顔を映し、手前に枝を配置する画作りとか、芸術的ですらあります。
そして戸田山が弦をやろうと思った理由、そして明日夢のドラムと繋げる辺りの構成。
基本的に響鬼のドラマと明日夢のそれは完全に分離しているのですが、見事なまでにこの二つの話が紡ぎ合っているのが素晴らしい。
もっちーがいるから、あきらからの携帯をこっそり渡した日菜桂の気遣いを持ち前の天然でぶち壊しにして、日菜桂激怒、というシーンも滅茶苦茶笑った。
敢えて難を言えば、赤鬼への変化というのは一大イベントでしょうに、ドラマのベクトルが戸田山君に方に持って行かれた事と、その紅モードのデザインがちょっとかっこわるい…という点でしょうか…。