やっぱりアニメは作画、ドラマは役者だなあ。
良太郎役の佐藤健さんの演技力は既に周知ですが、凄いのは器用止まりでない事。
決してモノマネ芸人さんを下に見る訳ではありませんが、一人で何役も演じ別けが出来れば優れた役者になれるか、と言えばそんな事は無く。
器用なだけの役者さんですと、見事に演じ別けてて凄いなあ、と感心はします。ところがその様な役者さんですと、観客は「芸」を見てしまうんですね。
その点、良太郎に入り込んだモモタロスは本当にモモタロスに見え、佐藤健さんが「演技をしている」というのが、全く感じられないのです。
声だけは吹き替えしているとしても、凄い。
これが本物の役者。
そして今回ちょっとびっくりしたのは、電ライナーの中で良太郎が一日だけ自分の身体を自由に使って良い、という件での長回し。
カットもかなり後の方になってリュウタロスが「わーい」とあの足場の悪い場所で側転した後に見事に座り込んでおり、長回しを考えると、余程スーツアクターの方への信頼が無いと、あんな演出は出来ないでしょう。
そしてストーリー。
今回、コミカル仕立てなのに「人を殺す」というモチーフがあり、おいおいこれはどうよ、と一瞬思ったのですが、オチにて手錠をはめられた男が、「俺は殺してなかったんだ…」という晴れ晴れとした笑顔を見せてくれたシーンは素晴らしかった。
何か企んでそうだった町内会長さんの粋な小細工。
デネブの危機(?)に残り少ないカードを使う侑斗。
これぞ子供向け番組の良心です。
今回はギャグ回らしく「おめえらウゼえ!」で心が一つになってしまい合体出来てしまいましたが、この後に「本当に心を一つにする事」についても、しっかり描いてくれるものでしょう。
期待させていただきます。


