School Days 第６話「明かされた関係」

　なんか随分と力のある構図に演技がしっかりした作画だな、と思ってスタッフ見てみたら、絵コンテ、作画監督が田中宏紀さん。

　…え〜と。
　この方ってもしかして、あの伝説のキャベツ回の作画監督さんではございませんか？

　何がどうなるとこうなるの!?

　で、最近何となく不快感を感じずに見られる様になったんですが、無意識の内に自分の中で視点を変えていた事にさっき気付きました。

　本来ならば「主人公」である誠こそが物語の中心となるべき存在で、視点はそこに据えるのが作品を観る上での基本なのですが、こいつの余りの不快さに完全に気持ちが剥離して、視点を別のキャラに移していました。

　時に「ああ、私って可哀想な女の子」というマゾヒズム的なコトノハ（「言葉」ですと文章が混乱するので、今後「コトノハ」で統一します）であり、サディズム的な視点を持つ刹那であり、自傷癖の気までありそうな世界であり。

　そして誠はただの狂言回し。

　その様な方向性で改めて見てみると、結構面白い心理的なフェティシズムがあるのでは？

　と、ちょっと思ったりして。

　作り手がそこまで考えているかどうかは甚だ疑問ですが、こういう見方で楽しむ事も出来そうかな、という感じ。

　とりあえず、この奇妙なアニメ、見続けてみたくなりました。