10日が「とうか」で気に入っちゃったのと、〆切が間に合わない焦りから、またも由美子が発動(笑)。
夕暮れの中、真琴の笛の音に聞き惚れる胡蝶三姉妹、そして各々の暮らしを慎ましくこなす少年少女達。
何気ない日常。
由美子の仕事ぶりを見て安心する寧々。
顔が動いてフレームから外れると、その後ろに隠されている不気味な人形にドキッとさせられます。由美子の中に潜むもう一つの顔でしょうか。
日常の中に、ひっそりと腰を据えている暗部。
そしてその由美子は、というと落書きをしながら「なにもうかばなぁ〜い」
これは上手い。
この気持ちの転がし方は百点満点です。
由美子が持つ飛び道具ネタをちょっと使いすぎかとは思いますが、今回のように美しく纏めてくれれば文句はありません。
大きな事件も悪ふざけも無く、上津未原の静かな日常を描いた逸品です。