街中で女性に襲いかかり悲鳴を上げさせるなどの奇行に発展しています(笑)。
その様に心が弱った時、色々な事に誘われるものです。
マリーゴールドを使ってマリウスとコゼットを繋げ、また夕焼けに赤く染まる城門の野原で、人生の落日とでも言える徒刑囚の護送を見かけるジャン。
小道具や大道具の使い方が美しい。
ただ、原作が150年も昔の作品なので貞操観念やモラル的な部分で現代人から見ると相当もどかしいものがあり、この辺はスピーディーに展開させるか、若干のアレンジを加えないと見づらい部分は出るかと。
特にコゼットの内向的な性格は、守りに入らざるを得ないジャンの行動と共に、なかなか動かないドラマへの不満に繋がりそうです。
こうなるとアグレッシブなガヴローシュやエポニーヌに期待したくなってしまい、主人公の立場が危うくなり。
そろそろ展開が欲しいでしょうか。