
「ヤマがありませぬ」
「オチがありませぬ」
「イミがありませぬ」
「お〜っほっほっほっほ」
「オチがありませぬ」
「イミがありませぬ」
「お〜っほっほっほっほ」
これは先週のヨタ話へのなんちゃらかんちゃらであろうか(笑)。
由美子の小説と平行して進む桃香の感情の芽生えが、実に美しく描かれています。
ゴキブリを平気で叩きつぶす桃香、続くサブタイトルで「命」。その後でわんちゃん登場、となるともう、わんちゃんの頭にはフラグしか見えないわけで。
それを踏まえた上で、感情に乏しい桃香がゆっくりとわんちゃんに心を開いて行く様を見せてくれますと、約束された別れに向かって、尚のこと切なくなります。
そしてその結末を呼んだのが、どうやらハルヒみたいな力を持ってるっぽい由美子なのでしょうか。
だとしたら、冒頭で「昔はもっと優しい子だったのに」と嘆いた由美子が、その暗黒面の発露にて図らずも桃香に、「さよならの痛み」と「死ぬという事」を教えた、というこの切なさ。
非常にベタな泣かせではあるのですが、構成や見せ方が上手いので、思わずラストシーンではうるっと来てしまいましたデス、はい。