CG合成の素材に質感が無かったり、それらの動きが慣性を無視した動きで重量感が無かったりとか…。
ケンカが絶えないけれど和気藹々とした電ライナーの中と比べると、ゼロライナー客室の寂しさが際だちます。
デネブがちゃんとバランスの良い食事を用意してくれてはいますが、隅っこで膝を抱えてすねる侑斗の姿がなかなか哀れを誘います。
しかし、侑斗の言葉にもそれなりに重みがあり、時に桜井さんを追うあまり先走ってしまう良太郎の危険性に対するアラートの役割をしっかり果たしています。
ラストシーンでのデネブが侑斗に放つ無言の圧力、というのがもう少し出せたらより良かったかな、と。