
感嘆する程の丁寧さ。
1カット、1シーンの間が非常に巧く取られており、視聴者に十分な感情のタメを作らせています。
作業的に尺を測って繋げていく、みたいなどこかのやる気のないアニメの様なぞんざいさは微塵もありません。
後ろ姿を見ただけでエマの感情を読み取るアデーレ、意外やテレ屋さんだったハンスなど、キャラクターの掘り下げも素晴らしい。
また、指先や口元だけの演技で痛いほど感情が伝わってくる作画力も驚嘆。
そしてウィリアム。
非常にゆっくりとでしたが、徐々に男の顔つきになって来ています。
あちこちに様々な伏線が散りばめられてはいますが、気になるのはエレノアが幸せになるフラグが見えない事。
ハンスは噛ませ犬かとは思いますが、今のままですとハンスとエマがくっついて、ウィリアムとエレノアがよりを戻す、みたいな展開しかみんなが幸せになれる手段が無さそうな…?
さあ、どうなるのか。
どのキャラも愛おしく、みんなに幸せになってもらいたい。
良い作品です。