資本主義社会の歪みとアメリカのもつ病を、真冬に33度という異常気象でみんな頭がおかしくなってしまった、という設定のもと、捻らずに「悪夢」として描いたお話。
ただ本当に捻っていないので、救いの無さもストレートで、「映像作品」としての魅力にも欠けていました。
ただ一点、過酷な労働でボロボロになってしまったジャズミンを助けるためにヒューイが呼んだ左翼軍団がヒッピー達で、さあ権力に向かって攻撃だという時にヒッピー達がギターで歌を歌い出したのには笑った。
「僕たちが出来なくても次の、そして次の世代が〜」とか。
この様な捻りをもっと入れてくれれば楽しくなったかな。