うまい! うまいよ! 上手すぎだよ脚本!
前回からの展開だと絶対に、調子こいた戸田山くんがザンキさんにシバかれる話だと思うじゃないっすか。
私、ドラマとかで、ザンキさんみたいな神経質っぽい人が怒るシーンとかがすげえ嫌で、今回それがあるんだろうと実は結構憂鬱だったんですが、なるほど、こう来たんですね。
前回、口にこそ出していませんでしたが、立花のおやっさんもザンキさんも、それなりに戸田山にくん対する不安があった訳で、ディスクアニマルを放り投げる描写とか(蓋を開けてみればあざとかったけど)のミスリードもされていて、視聴者はすっかり騙されていた訳で。
一発喝を入れてやらにゃならんのか、とやって来たザンキに対し、戸田山くんの答えは「俺なりの清めの音なんです」。
何と戸田山くんは、「自分をマネするな、お前なりのやり方で行け」というザンキの言葉に、愚直なまでに従っていただけだったのです。
誤解されやすいこいつには、尻ぬぐいする奴が必要だな、とサポートを決意するザンキ。
視聴するまで、いつ戸田山くんが怒られるか、とビクビクしていた視聴者である私は、この爽やかな幕切れに、「うわー、やられた」と頭を下げさせて頂きました。
日曜の朝、良いドラマを拝見させて頂きました。
で、次週は休み?
やだやだやだい、もっと響鬼観たいよぅ!!
>この爽やかな幕切れに、「うわー、やられた」と頭を下げさせて頂きました。
全く同感です。私自身もそうですが、先週のレビューでは皆さん「調子に乗るトミゾー」というトーンで書かれてましたし、今週のこの展開を予想されてた方は私が読む限りいらっしゃらなかったので、「全員ボッシュート」というところではないでしょうか。ホントに、よくぞやってくれましたという感じでございます。
こういう「いい意味でのどんでん返し」は今後もどんどんやっていただきたいですね。来週は残念ながらお休みですが、再来週を今から心待ちにしております。
TBの件、わざわざありがとうございます。見やすいように1件だけ削除させていただきました。
やはりテレビとか観ていて嫌な気分になる時ってありますよね。例えば私、ドッキリとかが凄く不快に感じてしまうタイプなんですよ。
一応台本はあるんだろう、後で謝っているんだろう、とか思っていても、やはり人が怒っているシーンを見るのは気分が良くありません。
今回、誰もが抱いていたでしょうそのような不安を、この様なドラマで昇華してくれた、というのは、視聴者の心を暖かくさせてくれるシナリオだな、と強く感じました。
テクニック的に「関心」するシナリオは勉強すれば書けるようになりますが、視聴者を幸せな気分にさせてくれるシナリオ、というのは、書き手に優しい心が無ければ無理です。
やはりドラマは人の心に訴えてこそ、ですね。