寺から見渡した時の、ずーっと続く田んぼと点在する家。美玖とオカカ婆ぁが眺めていた山。
今回は出逢う人々を通して、この村がどのような場所であるか、彼ら一人一人にとってどんな意味を持つのかを伝えてくれました。
この様な田舎というのは、無論この様な土地に住んでいる人は別として、実は知っているつもりで肌で感じた事のある人は少ないでしょう。夏には草の萌える臭いでムッとする空気が立ちこめ、肌を出して歩くと草で手足を切り、そして虫にくわれる。
物語が展開する「場所」というのは非常に重要で、それだけで1話使える勇気は大したものです。
全何話構成なのかは知りませんが、1クールアニメに慣らされてしまった人達には、ちょっと辛い展開かも。
ただ、この様なアニメを楽しめるだけの余裕も欲しいかな、という気がします。