ですが、この作品に関しては徹頭徹尾バランスが絶妙に取れていて、最後まで安心して観る事が出来ました。
肩の力が抜けたみたいですね。
この最終話なんて、誰が見てもまたお約束のくだらない勘違いオチだというが見えているのですが、オチを楽しみにできる「余裕」を視聴者に与えてくれているから、王道として楽しめるのです。
強いものは強く見えるし、ギャグオチが見えていても素晴らしい作画バトルに手に汗握ってしまったり。
王道はマンネリではありません。
絶妙なバランスの上に成り立つ、型なのです。
大傑作ではないでしょう。
でも水戸黄門に大傑作を求める人はいません。
安定した楽しさを与えてくれる、ホームドラマの様な作品でした。