コードギアス 反逆のルルーシュ 第２２話「血染め の ユフィ」

　黄色い猿は皆殺しよー！

　うはははは、ユフィちゃん殺ってる殺ってる！
　肉塊となった日本人達を見て私は腹を抱えて笑ってしまいました。

　ええ、真面目な話ですが、悲劇と喜劇というのは紙一重。

　今回の大虐殺には、政治的なメッセージだとかドラマ的な葛藤であるとか、そんなチンケなものは既に無く、あるのは美少女がケラケラ笑いながら無抵抗の人間を撃ちまくる、というカタルシス。

　突き抜けてしまったエンターテイメントです。

　スタッフの一部は、間違いなくこれを悲劇として作っている筈です。しかし、また別の一部のスタッフは、これを喜劇として作っている筈。
　往々にしてそれらは拮抗して崩れるのが９割９分９厘。

　しかしこれはやりました。
　うまくやりましたね。

　互いの目的は１８０度あさってを向いているのに、手段だけは同じという状況を生み出し、それを衝突崩壊させる事無く、この回を作り上げてしまった誰かに拍手。

痛快なカオス。

　これが、私がコードギアスに求めていたものなのかも知れません。

　最後に誤解無き様にちゃんと言っておきますが、これは紛う事なき褒め言葉です。