Saint October(セイントオクトーバー) 第１２話「ロリ純愛！ソフィアの愛は超輝いて…」

　よし、名作来た。待ってた甲斐がありました！

　小十乃にザックリと十字架を突き刺しました。容赦しません。

　今回は作画も良く、バトルシーンではソフィアの圧倒的な強さがバリバリ伝わってきましたし、一人一人は弱いながらも連携を取ってソフィアを倒すロリ達の動きも素晴らしい。

　強い者が圧倒的に強く見える、というのは当然の様に思えますが、意外やこれが出来ていないアニメが多いのが現実。

　今までソフィアのクルツさまぁ〜らぶらぶぅ〜を見せてきたからこそ、締めるべきこの回でクルツの冷酷さ、アッシュの冷静さ、そしてソフィアの哀れさが強く視聴者の心を打ちました。

　今回は構成も非常に良く、前半にてユアンの話を丸受けしてしまい、がんばっちゃうもん！　と張り切る小十乃に、事の（シャレじゃないぞ）重大さを伝えようとするヨシュアを反抗期よろしくウザがる小十乃を見せ、視聴者を「この子、大丈夫かい」とヒヤヒヤさせます。
　そして目の前しか見えないゴスロリ探偵団ごっこの延長線上で「人を殺してしまった」事に気付いた黒ロリ。

これはキツい。

　小十乃達の今までの描写があまりに無邪気すぎたので、もしかしたらその辺は避けて通るかな、と思っていたのですが、直球ド真ん中をズバリと切ってきました。

　恐らくこの後、小十乃が殺したエルロックの妹が絡んで来る事でしょうし、アッシュに忠誠を誓いあっさりとソフィアを見捨てた猟兵の恐るべきドライさ、そして愛では無いにせよソフィアを慕っていたカフカの情も気になります。

　人の心が、ドラマが大きくうねりはじめ、目が離せなくなってきました。

　しかし殺っちゃったんですよねえ…１４歳の女の子が。
　安っぽいバトルアニメとかでは良くある話なんですが、ここでははっきりとお前が殺した、とクルツが告げました。

　ヨシュアが聖職者だという設定は、単純に捨て子だった小十乃を拾うのに都合の良い職業だったから、と思っていたのですが、今回小十乃が永遠に背負う事になった十字架を軽くしてあげるのに必要不可欠な設定だったんでしょう。

　とは言え、このまま小十乃が殷々鬱々とする展開がずっと続くとは思えませんし、何らかの救いは用意してある筈です。

　いずれにせよ、セイントオクトーバー。
　やってくれると信じていましたよ！

Comments

残酷さ……というところでは、カフカも「部長の敵討ちなのねん」とかいって玉砕する気がしてきました。いい人はみんな死んじゃうんだなあ＜先走りすぎですね（＾＾；

Posted by 猫ゆうき at 2007年03月24日 14:44

猫ゆうきさん、こんにちは。

最初はキモい三枚目かと思っていたカフカでしたが、意外や情に厚い良いキャラに育ちましたよね。

猟兵と入れ替えにリバース社を去る事になるんでしょうか。ロリ側に付くか、あるいは第三勢力となるか。

上からの命令は絶対で、その為には平気で人を見殺しにする猟兵と、情け深いカフカの対比が、今後の明暗を分ける事になるでしょう。

Posted by えみりおん at 2007年03月24日 15:40