萌えアニメのテーマは「可愛い!」。
しかし、OPでゆずこがホワイトボードに書いたのは「楽しい!」。
これが『ゆゆ式』のテーマなのでしょう。
だから見ていると、楽しいのに凄く切なくなってくる。
可愛さは、「萌え絵」とかで検索すれば掃いて捨てるほど出てくるこの時代。
しかし自分が学生時代に感じていた楽しさは、画像検索には出て来ません。
二度と戻れない青春がこのモニターの向こうにある、みたいな感じ。
今でもそうなのですが、私は子供の頃から相当な多動症で、まさにゆずこと同じ様なテンションで毎日を暮らしていました。
だからこそ、こんなに感情移入しちゃうのかも知れませんね。
そこに「過去と死」というネタが入り込んで来ちゃったもんだから、ノックアウトされてしまいました。
これはアニメ批評でも何でもない、本当に個人的な感傷。
私にとってこの作品は、「素晴らしいアニメ」ではなくて「大好きなアニメ」です。