2007年03月14日

レ・ミゼラブル 少女コゼット 第10話「迷いのマドレーヌ」

 ド頭で関節が変な方向に曲がった腕と、尼さんのどっち見てるかわからない目を見て、もうダメだ、とか一瞬思っちゃいました。
 が、その後に来たジャン・バルジャンの葛藤を描く演出力で、全ては吹き飛び。

 何気なく置かれている水差しが、いつそれが溢れるかという心の不安定さを暗喩し、光射す中のぼやけた影に、それがジャヴェールではないかとハラハラさせ、司教のイメージが現れてからの絶妙なタメ、そして聖なる司教の直後に地獄の監獄と、右へ左へと振り回すこの演出力。

 モノローグを多用し、非常に解りやすいイメージ回想という、思い切りスタンダードな演出法ですが、恐ろしくスリリングに仕上がっている映像は素晴らしい。
 今時この様な基本に忠実な演出が出来るスタッフは、そう多くは無いと思います。

 絵コンテは佐藤雄助さん…?
 聞いたこと無いなぁ…ってんでググってみたんだけどかすりもしません。
 多分ペンネームでしょう。
 監督の桜井さん繋がりで佐藤竜雄さんかな?

 法廷シーンも変に大仰にしない所が名作劇場らしく好感が持てました。

 対して気になったのは、テナルディエの声。先週辺りからいつもの軽快さが抜けて、かなり低いトーンになっています。
 声優さんの体調なのか、もしくは演技的に何か思うところがあったのか。以前のコミカルな調子が無くなってしまったので、コゼットサイドの動きに陰湿さが見え始め、ちょっと辛いかな、と。

 大好きよ、ネオ母さん…。

 髪を切り軽量化したネオ母さんは、一時的なバーサークモードへのチェンジが可能となったが、それは彼女の寿命を縮める諸刃の刃だった…。


posted by えみりおん at 16:55| Comment(0) | TrackBack(4) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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