弁護士は白人。検事補は黒人。
全ての証拠は出そろっており、黒人歌手は間違いなく文字通りクロ。
しかし白人弁護士は黒人が殆どを占める陪審員の前で屁理屈をこね、最後にこう言う。「これは差別です」
喝采が沸く
更に白人弁護士は、黒人検事補の妻が白人である事を指摘し、これが決定打となった。
「最後に私が言いたいのこれだけです」と、弁護士は黒人歌手の歌を流し、黒人裁判長まで一緒になって踊り出す中、ヒューイはそれを遮り、「お前らバカじゃないか」と一蹴り。
無論、それが受け入れられないのは1話同様。
しかしこのアニメ、後味の悪さを残さないのは、最後に必ず「希望」を見せる所です。
しょげかえって帰ろうとする黒人検事補に、白人の妻が微笑みながら声をかけます。
「白人と付き合うなって言ったでしょ」
そしてキスをする二人
そしてキスをする二人
原作者がジャパニメーション大好き、という事らしいからなのかどうかは知りませんが、今回はコンテのアングルがジャパニメーション風味。
また、暴徒の乱闘シーンでは一般市民が意味もなく凄いカンフーアクションを見せたりと、笑えるシーン続出。
「トーキョーでは自動販売機で少女の下着を売っています」という弁護士の台詞に至っては、ここは笑いどころなのか否かで迷ってしまいましたよ(笑)。
まあ、一昔前のエロ本自販機とかにそんなのはあったかも知れませんがね。
相変わらずディープなテーマなのに腹を抱えて笑えてしまうこのアニメ。
デリケートすぎて誰も触れなくなってしまった事を、笑い飛ばす事で改めて知り合おうぜ、というコメディアニメ。
今回はちょっと台詞に頼りすぎて説教臭くなっていましたが、なかなか楽しめました。