今回はバトルシーン等のピンポイントを抜かして作画ボロボロでした。
で、前回気になっていた赤ロリちゃんの迎合が、今回また一匹狼に戻っています。
これが本来の赤ロリちゃんなのだと思うのですが、各話毎にキャラの性格が変わるというのは困りもの。
今回、白黒ロリが助かったのは、本来群れない赤ロリが別行動を取っていたからであり、この立ち位置は重要な筈。
そしてこの様な微妙な穴がありますと、困ったことにお話を楽しめない。
例えば今回スタルクはラスト、学園の用務員として再就職出来、更に黒幕はリバース社だとロリ達に告げてしまうのですが、そんなスタルクを、クルツが消す様命じなかったのは何故か。
隙のない脚本が続いていれば、これはスタルクを泳がせて情報リークさせ、ロリ達をリバース社内に引き寄せるというクルツの罠である、と視聴者は知ることが出来るのですが、隙の多い脚本ですと、スタルクはリバース社が敵だと教える為の使い捨ての説明キャラで、スタッフはそんなに深く考えてはいないんだろう、とも受け取れてしまいます。
嫌なんですよね、このどっち付かずの気持ちの悪さは。
個人的に、不器用な大男と純粋な少女達の交流とかってモチーフは好きなんで、どっぷり浸らせて欲しかったです。
凄く深いテーマ、様々な仕掛けを用意しているっぽいのは解ります。
ただそれをゴンと打ち出すパワーと、テクニックに欠けているのか、毎回もったいないの連続。
大好きな作品なだけに、是非とも頑張って下さい。