命の大切さと同時に、死とは何かを見つめる。そんな作品にしたかったのでしょう。
しかし実際に話を作ってみると力及ばずで、ヒューマニズムとエコロジーの上っ面だけが空しく響きます。
大人なら何度も人の死に立ち会って来ただろうし、社会の仕組みも解っています。しかしこの作品のターゲットは子供です。説得力の無いまま「命」をテーマとして扱うのはどうでしょう。
これなら悪の虫と正義の虫とが戦う、痛快バトルアニメにした方がまだ良かったか。
生と死に対して神経の行き届かない作品は、観ていて良い気分ではありません。
無論、この1話だけで判断するのは早いかとは思いますが、この様な1話が出てきてしまう事それ自体に問題があるかと。
視聴断念。
もともとバーチャルとはいえ、虫を武器というモノとして、それ同士代理戦争させるゲームですから。
日本人の祖先達は偉かった。一寸の虫にも五分の魂という言葉の重みですわ。
自然の中に入って、名札も値段もついていない生き物に五感で触れることが
何よりの命についての教えでしょ。
ま、一応見続けます。
これ以上見続けるともっと過激な事を口走りそうなんで、もうやめですわ。