がくえんゆーとぴあ まなびストレート！ 第４話「プロモでゴーの巻」

　めぇちゃん、脱ぐと凄いんです。
　ちゃんとむっちりプロポーション。

　で、あちこちで騒がれている過剰演出ですが、これufotableなりに学習したんだと思いますよ。

　フタコイ・オルタナティブは１話に騙された。後は鬱展開でクソ、という感想まで見かけたものですが、それを反省したのか、やりたい事をやるにはまずキャピルンな萌えキャラを入れなきゃダメだ、そして毎回派手な見せ場を用意して惹き付けるんだ！

　…と。
　ただそのやり方が相変わらず極端過ぎるんで、ufotableらしいなあ、と笑っちゃうんですけど。

　引きこもってプレイしていたRPGゲームのバトルで「にげる」を選択していたり、部屋での「どうせ上手いこと言って…」の台詞の口パクがほぼシンクロしていたりと、相変わらず細部の拘りが凄い。
　みかんちゃんをはじめとする皆のボケに対してのむっちーのツッコミもベタにせずにサラリと流してとてもスマート。

　で、確かにこの作品、ある意味ご都合主義的な部分はあります。歌を歌っただけで全校が納得してしまったり、生徒会室改装で手の平返した様にみんな手伝いだしたり、かと思ったら今回はまたプロモ見る為に集まった生徒達が全員やる気ゼロだったりとか。

　ただ、それに関しては「深い人間ドラマ」というより「舞台演劇」の様な、割り切った様式美を狙っているのではないかと私は思います。
　この辺は、前回のラストでみせたミュージカル的な「さあ、ここから夢の国ですよ」という見せ方、また今回、めぇちゃんについて語るまなびちゃんの演技がかったアクション、とてもヒロインの一人とは思えないめぇちゃんの泣き顔の崩しとか、舞台演劇を意識したのでは、と見受けられるカットがあちこちに。

　そういう意味でも、フタコイ・オルタナティブで魅せてくれた、地味で殆ど解らないだろう指先一つの演技、眉一つの演技ではダメだ、と学習した結果じゃないのかなぁ、と。

　…やり方が極端過ぎだってばさ（笑）。
　でもそーゆーやんちゃな所が好きなんだよなぁ。
　ついてきますよー。

Comments

年齢を重ねると、嫌な思い出も昇華されてしまい、郷愁を感じて視聴できますが、二十歳前後の人達には生々しい題材だったかも。
ラーメン屋の机が伸びる演出が上手い。このアニメは第三者視点を徹底していて、主人公の心の声は一切なし。台詞にできない心の動きを、映像で見せようとしている。グリグリ動く手足や指先、演劇的な芝居付けや舞台装置はその表現手段といったところでしょうか。

めぇちゃんの体型は、高校生の娘としてはよくある感じ。あの年頃はむっちりパンパンになるんだよね。

Posted by ショートカット萌えなんだ at 2007年02月02日 03:09

　ショートカット萌えなんだ さん、ご無沙汰です。


>年齢を重ねると、嫌な思い出も昇華されてしまい、郷愁を感じて視聴できますが、二十歳前後の人達には生々しい題材だったかも。

　いや、実際あちこちの感想や書き込みで、俺の様だとか当時を思いだしたとかいうのがモリモリあって、キツいな、とは思いました。
　ここのスタッフは容赦無いので冒頭の描写やら、ご指摘の机が伸びる演出やらでズバズバえぐってきます。
　丁度今セイントオクトーバー５話を見終わった所なのですが、あんな感じにうまく硬軟のバランスが取れると良いかな、とも思ったりしたのですが、この良い意味での青臭さがufotableの魅力だと思うので、やっぱこのまま突き進んで欲しい気も。


>主人公の心の声は一切なし

　そうですね。その代わりに１話でもそうだったのですが視点はみかんちゃんなんですよね。
　JOJOの奇妙な冒険第４部での広瀬康一みたいな感じで、主人公は仗助だけど語り部は康一、の様な構成で、面白いです。


>台詞にできない心の動きを、映像で見せようとしている。グリグリ動く手足や指先、演劇的な芝居付けや舞台装置はその表現手段といったところでしょうか。

　やっぱ映像作品は画で感じさせてくれないと。
　これとかKanonとか頑張ってます。


>めぇちゃんの体型は、高校生の娘としてはよくある感じ。あの年頃はむっちりパンパンになるんだよね。

　いやー、毎回えっちくて良いですね。
　サービスも投げやりにしない辺り、良い感じです。

　今後ともよろしく。

Posted by えみりおん at 2007年02月02日 03:44

こちらこそ、よろしくです。

みかんの語りは、モノローグというよりナレーションです。今回、めぇの「私は、私の求めているものを見つけた…」が初めてのモノローグではないかと。
そして、あのモノローグは入れずとも、実は映像のみでも十分伝わったように思います。今話の肝なので、あえて台詞ではっきりと示したのでしょうが、惜しいことをしました。

Posted by ショートカット萌えなんだ at 2007年02月02日 21:37

>めぇの「私は、私の求めているものを見つけた…」が初めてのモノローグではないかと。

なるほど、それは見逃していました。


>そして、あのモノローグは入れずとも、実は映像のみでも十分伝わったように思います。今話の肝なので、あえて台詞ではっきりと示したのでしょうが、惜しいことをしました。

そうですね、あそこは語っちゃうと台無しと言いましょうか、言わずが花なんですが。
そこも派手な演出同様、迎合しちゃったのかな、と思いましたです、はい。

Posted by えみりおん at 2007年02月04日 01:25