シナリオの整合性、演出のメリハリ、作画の動き、どれも「今までのどん底状態よりは」良くなっており、観られるものになっていました。
あ、それなりにやれるんだな、と思っていたらあのスペシャルEDです。
どう見ても、これが持てる力を全て出した自信作です、と言うメッセージに聞こえてしまうんですよね。
うーん…。そう言われてしまうと色々と…。
四面楚歌の抜忍状態だったアリスが、いろは達によって白スーツがボコられただけで海外へ留学してめでたしめでたし、というのは…。
また確かに西郷メインの話ではあるのですが、主人公である考士(この作品の視点はあくまで考士のハズ)が利用されただけで終わり、であるとか。
黙っていればそれなりに良い回だったな、で終わる所を言いたくも無いツッコミが色々と出て来てしまう訳でして…。
まあ、あのスペシャルEDはタイアップとかの大人の事情かも知れないので仕方ないかも知れませんが、それでも今回のお話は、「ちょっと良い話」止まりだったのは変わりありません。
8話の様な勢いを是非また取り戻していただきたい。