ぐあ! カレー喰う栞、萌え死ぬ!!
辛そうなカレーを直視出来ずに口元に運ぶ直前に目が泳いでいたりとか、芸が細かすぎだぜ!
と言うか、今回偏執的なまでに栞がぐねぐね動き、お前らちょっとやりすぎだろ(笑)、的な部分もあり。
アバン、傷心の祐一を気遣うあゆ。
対する祐一も心に余裕が無く、微妙にあゆへ冷たくあたってしまうのですが、寄ってきたピロをあゆに手渡すなどの演出で、ベタベタし過ぎない二人の関係が良い感じに伝わってきます。
正直、この辺は名雪の役所ではないかとは思うのですが、なんかここのところずっと名雪を意図的に外している様な構成が気になります。
公園での栞との会話は、その噴水の舞台照明がこの上なく美しい演出装置として働き、またやはり美術さんの恐ろしく丁寧な仕事による「背景で心象を語る」技が冴えます。
背景と人物の配置関係もしっかり考えられていて、夜、栞との別れ際における照明の位置など、舞台演劇の様な様式美がありました。
原作の時も感じたのですが、栞が余命幾ばくも無い大病にかかってる様にとても見えない辺りが引っかかるのですが、まあゼエゼエ言いながら「だ…大丈夫です…」とかってクサい芝居を観させられるよりは良いかと。
次週予告。
最後の一言以外顔を一切見せないという演出。
予告にまで神経を使うこの丁寧な仕事には平伏です。


