ばら蒔いた花びらをちゃんと掃除させたりする描写も、マヌケな中にもリアリティがあり、また責任や礼儀というものも感じさせてくれる。
エマへの「顔が好きだ」という全く飾る事の無いプロポーズや、わきまえた引き際に、器の大きさを感じます。
家の前まで行ったものの、うろうろするだけで結局何も出来なかったウィリアムとは格が違います。勿論、そこがウィリアムの魅力でもあるのですが。
そしてエマさん、地味にモテモテ。
エマを取り巻く環境は、非常に細かく描いているんですが、エマ本人を殆ど掘り下げていないのは、やはり演出なのでしょうか。
これについても、もう少し見てみないと解らないでしょう。
わしだったらそうしたいな。
時代をしっかり描いて、その中に漫画・アニメでしかできないお遊びを放り込む、
なかなか大人テイストです。
マリアージュのマルコ・ポーロみたいな(意味不明)
歴史や風俗などをしっかり調べているな、と感嘆するんですが、その薄い葛藤に若干のもどかしさはあります。
ただそれも含めて「エマ」なんでしょうね。