今まで母親の庇護のもとにあった幼児が初めて社会を学ぶ場所、砂場。
それ以前は自分イコール母親であり、自分イコール世界そのもの。
しかしいわゆる砂場デビューにて幼児は、世界は自分一人だけのものではないと知るのです。
三巫女が出てくる回はまず間違いなくモブ長ちゃんも登場するので、どのタイミングで出てくるのかと思ったらオチで大爆笑。
ひょっとしてモブ長ちゃんにとって初の完璧な敗北ではなかろうかw
うまいなと思ったのは、モブ長ちゃん乱入の時に経久を腹黒に描かず、変なお姉ちゃんに宝物を台無しにされて泣きじゃくる一人の幼女さんとして描いたところです。
幼稚園の先生は権力の象徴として、お花のアップリケをアップにするだけ。
子供の世界と大人の世界を完全に別物として描いているからこそ、砂のお城づくりにリアリティが出てきます。
そこには世界の境界線がはっきり引かれており、不文律があります。
それを破って乱入してきたモブ長ちゃんは、罰を受けるわけですね。
いやいや楽しかった、楽しかった。
このアニメは1年くらい続けてほしいですね。