
良い最終回だった。
と言っても良い程、綺麗に纏まっていました。
とにかく必要最低限の台詞以外は徹底的に排除し、その中でぽつりと呟く何気ない一言が心にズシンと心に響きます。
シナリオと演出の連携がしっかり取れている様で、からだが人差し指を立てて確認する癖など、台詞ではなく仕草、つまり演技で感じさせてくれており、よほど自分の力に自信があり、また他のスタッフを信頼していないと書けないシナリオです。
「最高のシナリオは無言である」と言われていますが、まさにこれ。
事実として目の前に突き付けられても、心がついて行けない尋の様子を丹念に描き、ラスト花火と共に呟く「からださん」の一言に収束して行くプロセスは文句の付けようがありません。
さすがに作画の乱れは目立ってきましたが、ここまで見事なお話を見せられるとこの程度、どうって事はありません。
この調子で楽しませて下さい。
演技力だけで見せてくれる作品は見ていて本当に素晴らしいと思えます。アニメでは(アニメだから?)そういう作品には出会うことはまず、ないんですが(^_^;) 必要最低限の会話できちんと物語が成り立っていて完結もしていましたねw
でわまたお邪魔しますー
実写ドラマは役者さんを撮す事を大前提としているので、「演技」で魅せるというという約束事をしっかり掴めているのですが、アニメですと紙に描いた絵なので、ついその辺を軽視してしまう傾向がありますよね。
予算の都合でキャラクターに細かい演技をさせると作画枚数が跳ね上がる、という理由もありますが…。
でも、この様な作品を見ると、やっぱ日本のアニメってのは良いもんだ、と改めて感じます。
また遊びに来て下さいね。